サクライのサクッと小噺
STAFF BLOG

2015年10月Vol.39 2015年11月19日

こんにちは、サクライです。寒くなってきましたねぇ。そろそろコタツを出そうかな。

コタツで鍋なんか囲んだら最高ですよね!誰かと一緒に囲めば更に楽しいから・・・という訳でもないですが、わたし結婚しました。

 

婚姻届を提出する際には、戸籍謄本が必要です。戸籍謄本は本籍地でしか取れません。

彼の本籍地は熊本の実家、私の本籍地は埼玉の実家、私達が住んでいるのは愛知なので、それぞれ実家に「戸籍謄本を取りに行ってほしい」と頼みました。

それから1ヶ月半後の連休に私は別件で帰省する用事があったので、その時に戸籍謄本を受け取る事にしました。ところが・・・

 

 母 「あのね、休日は役所がお休みだから、連休が終わるまで戸籍謄本は取りに行けないよ」

 私 「1ヶ月以上前に頼んだじゃん。この1ヶ月の間に、平日はたくさんあったでしょう」

 母 「なかった」 体をモゾモゾ動かし始める

 私 「(ない訳ないだろう)・・・最初から断ってくれればよかったのに。自分で郵送で申し込むから」

 母 「だって・・・、役所が悪い・・・、私は悪くない・・・」 更にモゾモゾ動く

 

 

母は袖の長いシャツを着ていたのですが、モゾモゾ動いて、服の中に首をひっこめていきました。まるで亀が

首をひっこめるように―。「何してるの?」と思ったけど、あえてつっこまずに話を終えました。

 

頭頂部にシャツをひっかけたまま、母はその場を去っていきます。

廊下で父に出くわして、

 父 「なんだその格好?」

 母 「え? 特に意味はない」

 父 「・・・着るか脱ぐか、どっちかに決めた方がいいぞ」

 母 「うん」(でもそのまま)

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母はしばらくこの格好でウロウロしていました。自分の都合が悪くなって、服の中に頭を隠すなんて、叱られた子どもみたいで心配になります(母は51才、小学校教員)。 

―結局、私は郵送で戸籍謄本を取り寄せました。

 

結婚するにあたって、熊本と埼玉に挨拶に行ったり、両家顔合わせがあったり、書類を揃えたりと、一生に(たぶん)一度しかない事をいろいろとしたのですが、最も印象深く残っているのは、この時の母の姿です。

「28年も付き合っているけど、この人の事はよく分からないなぁ」と嫁に行く今になって再認識したのでした。

仕事上は今後もサクライのままなので、これからもサクライのサクッと小噺をよろしくお願いいたします。

 
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2015年9月Vol.38 2015年11月16日

 こんにちは、サクライです。秋ですねぇ。自分の名前に 晴 という漢字が入っているからというわけでもないけれど、私は晴れた空が大好きです。

天気の良い週末には広い芝生がある公園に出かけて、レジャーシートを敷いて仰向けに寝転んで、ただ空を眺めるだけで2~3時間は楽しめます。
しばらく見ていると、雲の形も、めまぐるしく変化している事が分かります。
 
 
ところで、秋は空が一段と青く高く見えるのは気のせいでしょうか。
・・・いや、他の季節より確かに青いです。確かに高いです。
 
 
ちょっと調べてみました。
理系は赤点だった私の理解なので、大雑把すぎるかもしれませんが・・・
 
 
①夏の空は南太平洋からの高気圧に覆われるが、秋の空は大陸からの高気圧に覆われる。
大陸生まれの高気圧は海生まれの高気圧よりも空気中に含む水蒸気の量が少ない。
②春も大陸生まれの高気圧に覆われるが、地面の雪や氷が溶けたばかりの時期なので、土などが舞い上がり易い。
だから空や遠くの景色はボンヤリと霞んで見える。一方で秋は、夏の間に地面に草が茂るため、土や砂が舞い上がりにくい。
 
 
空からも地からも、秋は空気に混じる不純物が少ないって事ですね!
空気が澄んでいるから、空が遠くまでよく見えるのでしょう。ナルホド。
 
 
空が高く見える理由に、雲も一役かっています。空気中の水蒸気量が少ないと、上昇気流が弱くなって、入道雲のようなモクモク立体感のある雲(低い高度から高い高度にまたがってできる雲)はできなくなります。
代わりに、空の高いところに平らな雲がサラリとできるわけです。
 
気のせいではありません。秋の空は、科学的根拠を持って1年で最も澄んでいるのです。いつも見られるわけではない貴重な秋の空を、今のうちに存分に眺めてみてはいかがでしょうか。
 
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2015年8月Vol.37 2015年10月15日

こんにちは、サクライです。今年はどんな夏でしたか? 私は久しぶりに家族そろって旅行に行きました(父50才、母50才、妹24才、私28才)。昔はよく家族で旅行に行きましたが、大人になってからはなかなか…4人みんな働いているので、全員の予定を合わせるのは簡単ではありません。
でも、やっぱり家族で過ごすのは楽しいですね。
子どもの頃に両親と遊ぶのも楽しかったけど、大人になってから両親と遊ぶのは、また一味違う面白さがあります。

 

ところで、「大人になる」ってどーいう事でしょう?「成人する」は年齢の基準がありますが、「大人になる」はまた別です。働いたら大人? 感情に振り回されなくなったら大人?

 

世間には大人の条件がたくさんありますが、私が一番しっくりきた基準は、三島由紀夫の「不道徳教育講座」というブラックユーモア溢れる本の中にありました。
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「大人はウソつきだ」とハイ・ティーンは絶叫します。かれらは他人の不潔さをゆるすことができないのだ。ところで、私の経験だと、十代の時代ほど自分に対してウソをついている時代はない。自信がないくせに強がるのも一種のウソであり、好きなくせにキライなふりをするのも一種のウソである。そこへゆくと大人は、自分に対してウソをつくことがだんだん少なくなって……
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なるほど!! 私も昔は、自分に対してウソをついていました。「今の自分を受け入れられない」と言い換えてもいいかもしれません。たとえば外見…私は髪の量が多くて癖っ毛なので、髪を伸ばすと大変な事になります。それでもサラサラロングヘアーに憧れて、頻繁に縮毛矯正をかけていました。そのためにバイトを始めたのですが、そんな事は誰にも知られたくなくて、誰にも言わずにお給料をつぎこんでいました。
たとえば中身…私は大勢でワイワイ騒ぐのが苦手で、一人ひっそりと本を読むのが好きでした。それでも「暗いヤツ」と思われるのが嫌で、無理して友達を作ったり、無理して騒いだりもしていました。大勢で行ったディズニーランドは辛かったなぁ。

 

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しかし大人になると、自分が自分である事に諦めがつきます。癖っ毛にも諦めがつくし、暗い性格にも諦めがつきます。これは大変ラクです。今の私はサルのような短髪で、毎日ひっそりと本を読んで生きています。ディズニーランドも気楽な相手としか行きません。「若い頃に比べて生きやすくなった」としみじみ思います。

 

この夏、私は28才になりました。30代に突入したら、また新しい変化があるのかな♪楽しみです。
 

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2015年7月Vol.36 2015年09月30日

こんにちは、サクライです。夏が終わり、運動会が秋開催の学校ではそろそろ練習が始まる時期でしょうか。私は超運動音痴だったので運動会は憂鬱でした。かけっこではビリ、障害物では転び、組体操ではピラミッドの上から落ちるので、運動会のサクライは“さらし者”だったんです。大人になると運動音痴に悩む機会もなくなるのですが、この夏は久しぶりにヒドイ目に合いました。

 

彼氏とプールに行った時のことです。直線のスライダーを、自分大サイズのビート板に乗って滑り降りるアトラクションがありました。頭を進行方向に向け、お腹側をビート板に乗せて、スーパーマンのポーズで滑るんです。生身の体で滑るのはちょっと怖いけど、ビート板に乗るなら怖くない!! 私は喜び勇んで「アレ滑ろう」と彼氏を引っ張っていきました。

 

スライダーのてっぺんに着くと、スタッフさんが滑り方を説明してくれます。
ビート板の片側を手に持ち、片側は足の指先の前に下ろします。
そのまましゃがむと、ビート板は大きく弧を描いて曲がります。
その状態から、ヒラリとジャンプしてビート板に飛び乗り、その勢いのまま滑っていくのです。手は離しちゃダメ、ゼッタイ。

 

スライダーは全部で6レーンあります。私の左には彼氏、右には4人家族がしゃがんでいます。スタッフさんの説明が終わると、この6人全員が同じ合図で滑りだします。3…2…1…GO!!!

 

彼氏はヒラリと飛び乗って滑り去っていきました。4人家族も―うち2人は小学生くらいの子どもなのに―難なく飛び乗って去っていきます。とり残されたのは私1人…

 

慌てて勢いよくジャンプしたら、着地地点にビート板がない??!!
そう、私は手を離してしまったのです。しかしスライダーの傾斜面に着地してしまったので、このまま滑降は避けられません。しかも四つん這いです。寝そべってスーパーマンポーズを取る方が良いのか、四つん這いの方が良いのか、決め切れないので結局四つん這いのまま滑り降りていきます。
生身の滑降は想定外のため、スライダーの表面はザラザラしていてとても痛いです。摩擦で膝・足の甲・手の平が熱を帯びてきます。とてもとても痛いです。

 

周囲から「あの人ビート板が無いよ!」「嘘ぉ?!」等の声が聞こえてきて、「あぁ、久々のさらし者だ…」と思いました。摩擦で膝がちぎれるんじゃないかと思った瞬間に着水!バシャーン!!と顔からつっこみます。よろよろとプールからあがって、半泣き状態でスライダーを後にしました。膝・足の甲・手の平にはどす黒い青痣ができて、しかも血がにじんでいます。

 

・・・無念なのは、こんなに痛い目にあったのに、彼氏には私の勇姿を見てもらえな
かったということ。
昔の私なら「見られたら恥ずかしく死んじゃう」でしょうに、「私すっごい事をしていたんだから見てほしかったよ」と言う今の私は、ずいぶん神経が図太くなったなぁと思います。でも、年を取ったらケガの治りも遅くて、今でも足には不気味な青痣が残っています…。あぁ、痛かった痛かった。

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2015年6月Vol.35 2015年09月18日

こんにちは、サクッと小噺の櫻井です。夏真っ盛り!恋の季節!! 花火、海、夏祭り…デートの口実も盛りだくさん♥デートの予定を立てるために、恋人間のメールや電話も増えるのかしら。

 

ところで、恋人の連絡手段って時代によって変わりますね。私の父方の祖父母は、あの時代には珍しく恋愛結婚なのですが、人目を忍んで文通をしていました。ラブレターらしい熱い文面ではなく、内容は簿記だったそうです。祖母が「簿記を学んでいるの」と言ったら、祖父が「では僕が教えてあげましょう」と言い出して、手紙のやりとりが始まったとか。2人の間を、簿記の手紙が何通も往復しました。そしてある日突然、祖父が「今度ぼくの両親に会ってください」と書いてよこして、いつの間にか結婚してしまったとか。うわぁ~、奥ゆかしすぎて逆にドキドキします(笑)。

 

そして平成。今の恋人達は、手紙ではなく、もはやメールでもなく、LINE(ライン)でやりとりしています。
LINEというSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をご存知ですか? インターネット上でメッセージをやりとりできるサービスで、メールより簡単です。しかも便利なことに(または恐ろしいことに)、自分が送ったメッセージを、相手が読んだか否かが分かるのです。メールのように、読んでから「読まなかったことにしよう…」と逃げることはLINEでは出来ません。読んだら“既読”マークがついてしまうからです。

 

この既読マークは、「返事が来なくても読んだか否かは分かる」という便利さがある一方で、ケンカの火種にもなっています。メールなら返事が来なくても、「まだ読んでないのかな」と考えることができるのですが、LINEだと「既読なのに返事が来ない!私をムシしている」と傷つく人も多いからです。
―さて、私の友達マミちゃんが彼氏と別れた時の話をしましょう。別れ方が、ものすごく“現代的”なんです。

 

当時のマミちゃんは23才。彼氏とは4年付き合っていました。ある日、マミちゃんが彼氏にLINEを送ったらすぐに既読マークがつきましたが返事が来ません。マミちゃんはムッとしたものの、「今は忙しいのだろう」と自分を納得させました。ところが―マミちゃんと彼氏が使っているSNSはLINEだけではなかったのです。破局の引き金を引いたのはtwitter(ツイッター)でした。LINEは当人達しか閲覧できないメッセージですが、twitterは不特定多数の人が見ることができます。誰宛でもない“つぶやき”を発信するわけです。「お腹すいた」とか「プールなう(今プールにいる。なう=nowを意味している)」とかね。マミちゃんの彼氏は、こともあろうにtwitterに「暇なう」と投稿してしまったのです。

 

Twitterは投稿時刻が表示されます。彼氏は、マミちゃんのメッセージに既読マークをつけたまま返事をせず、その数分後に「暇なう」…。マミちゃんは激怒しました。彼の謝罪にも懇願にも聞く耳を持たず、2人の関係は終わりをつげました。

 

「既読」と「暇なう」で破局。イマドキですよねぇ。
ちなみに、27才になったマミちゃんは別の人と結婚して幸せに暮らしています。よかったよかった。

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2015年5月Vol.34 2015年09月09日

こんにちは、サクライです。先日埼玉の実家に帰ったのですが、「ここは我が家だなぁ」と実感したのは、トイレで本を読んだ時でした。5才から14年間、毎日お世話になったトイレは落ち着きます。クリーム色の便座も、小窓から射し込んでくる日の光も、近所のおばさんの声も(我が家のトイレと隣家の台所は近接しています)、用を足している私を優しく包み込んでくれます。ほっとする場所です。そんなわけで、今月はトイレの話です。

 

【西の一例 サクライ19才~22才のカナダ留学中の話】
古今東西トイレは多種多様です。世界中トイレの目的は同じなのに、よくもこれほどバラエティに富めるものだと感心します。欧米のトイレはバスルームとセットなのは有名ですよね。日本と違って土地は広大なのに、なぜトイレとお風呂の面積を節約したのでしょう。一人はデート前にシャワーを浴びたいのに、もう一人が下痢だったらどうするんですか。そこまで緊急事態ではなくとも、毎朝トイレやシャワーをめぐって一悶着おきるじゃないですか。誰かのシャワーの後、湿った空気の中で用を足すのも落ちつかないし、誰かの用足しの後、空気中に臭気を感じながらシャワーを浴びるのも不快です。カナダに住んでいて不可解な事は多々ありましたが、トイレとバスルームがセットなのは最大の謎でした。

 

【東の一例 サクライ22才のインド旅行中の話】
インドのトイレは紙がなくて、代わりに左手と水を使います。最初のうちは紙を持ち歩いていたのですが、1ヶ月もすると「もうどうでもいいや」という気分になってきて(インドにいるとこの気分が強くなってきます)、左手を使うこともありました。手で拭う抵抗感より、お尻を水で洗ってから、水分を拭き取らずに下着をはくことの方が気持ち
悪かったです。「いっそノーパンの方がラクかも」とも考えたのですが、女性のカゲキな格好がNGの国でノーパンは後ろめたいです。我慢しました。

 

トイレから少し脱線しますが、上述の理由ゆえ食事で使うのは右手だけです。インドといえばナンとカレーですよね。
ナンはとても大きいので、1枚目は1人ずつ、2枚目以降はシェアする事が多いです。さて、右手だけでナンを切り分けるのはちょっと大変です。私が苦労しながら片手でナンを切っていると、現地の人がそれを取り上げ、ズボンのポケットにつっこんでいた左手をサッと出し、両手でナンを持って、簡単に真っ二つにました。そして笑顔で片方
くれます。左手で持っている方だったりします…。「左手はトイレ用では? えっと…どうでもいいや」私も笑顔で受け取ります。左手は不浄の手という文化はありますが、インドの人は臨機応変です。必要とあれば躊躇しない。なるほど。

 

【P.D.R.】
そう、トイレは文化です。我が社のトイレは、社長の仲谷の経営方針が表れていると思います。個室ごとに便座の色が違って、人がトイレに入ってくると音楽が流れます。チャララ~♪「リラックスできるように」という、従業員への優しさを感じます。しかしエアコンはないので、夏は暑く冬は寒いです。「節約しよう」というローコスト経営の方針も垣間見られるように思います。

 

たかがトイレ、されどトイレ。いったい私たちは、一生のうちで何度トイレに足を運び、そこで何時間過ごしているのでしょう。そこで何を思っているのでしょう。誰にも見せないアナタの顔も、トイレは知っているのかもしれません。

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2015年3月Vol.33 2015年06月19日

こんにちは、サクライです。先月ドイツのケルンで行われたIDS(インターナショナル・デンタル・ショー)に行ってきました。

ついでにケルン大聖堂も見てきたのですが、その時に後輩から出た質問が新鮮でした。「イエス・キリストって何がすごいんですか? 磔(はりつけ)にされて辛そうです。こんなに弱っている人に、いったい何を祈るんですか?」おぉっ、根本的な質問!!

解説すると、「へぇ~、面白~い❤サクライさんすご~い❤❤」と目をキラキラさせて喜んでくれるので、私はすっかり気分が良くなってしまいました。…―その後でフッと思ったのですが、知識があると教会も楽しくなりますよね。私は大学で宗教学を修めたので教会について簡単に知っていますが、そうでもなければ、なかなか知る機会はありません。せっかくなので、ここで“教会を見る上で知っていると面白そうな事”をお話ししたいと思います。教義の解釈はたくさんあってここには書ききれないので、最も一般的で、簡略化された分かりやすい話をお伝えします。ヨーロッパに旅行する時にでも参考にしてください。

 

どんな教会でもイエスは十字架にかけられています。これは当時の処刑方法で、ものすごく苦しい死に方です。
そんな人に向かって教徒が頭を下げるのはナゼか? 敬意や憧憬もありますが、1番は感謝です。「人類を救うために死んでくれてありがとう」と言っているんです。えぇっ?! 何ソレ?!

 

「イエスの死への感謝」には、2つの前提があります。1つ目は、全ての人間は生まれながらに罪深い存在で、天国には行けないという事(アダムとイブが禁断の果実を食べて楽園を追放されましたが、全人類はこの罪を受け継いでいます)。2つ目は、神様に許してもらうためには、捧げ物が必要だという事です。

 

「人類の出発点からずーっと続いている罪を許してもらって、天国に行かせてもらう」こんなに大きな許可を得るためには、とても良い捧げ物をしなければいけません。捧げ物は動物かしら?魂のレベルが低すぎます(動物は人間より低次元の生き物と見なされます)。だったら人間かしら?どの人間も罪深くて不潔です。もっと良い捧げ物が必要
です!! ―これが、イエスでした。

 

イエスの父は神、母は処女マリア。性交を通して生まれていないので、アダムとイブから続く罪の遺伝子も受け継いでいません。だからイエスは最高に清らかな生き物なんです。地球上で最も清らかな生き物を神様に捧げることで、全人類を許してもらったんです。

 

イエス可哀想…と思うと複雑になってきます。イエスはもともと生贄(いけにえ)になる前提で地上に来たので、けして被害者ではないんです。イエスの処刑は神の御意志だったのです。その上、イエスと神は同一と信じられています。しかし「神なら死ぬ時に苦しくは無かっただろう」という解釈は認められず、あくまで「イエスはめちゃめちゃ苦しんで死んだ」事が大事なんです。
だからこそ人類の罪は許されるのであり、だからこそ教徒はイエスに手を合わせるのです。(苦しまなかったという解釈をした宗派もあったのですが、宗教論争で“異端”とされてしまいました。)

 

うーん、日本人には難しい教義ですね。日本では“罪”より“穢(けが)れ”の感覚の方が強いですし…(穢(けが)れは水やお払いで落ちます)。でも、観光で教会に行った時に、何も知らないよりはちょっとは知識がある方が面白いと思います。これから機会があれば、ぜひ思い出してみてくださいね。

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2015年2月Vol.32 2015年05月20日

 こんにちは、サクライです。先日東京の印刷博物館に行ってきました!
300円という手頃な入場料ながら、資料も充実していて大変楽しかったです。

 

最も感動したのは活版印刷の体験教室です。自分の名前である「櫻」「井」「晴」「佳」という活字(凸型の字型)を拾って、字間のスペース用の型も選んで、綺麗に整列させてズレないようにネジで留めます。それを専用の機械にセットして、レバーを押すと活字の凸部分にインクが乗って、更にレバーを押しこむと活字の凸部分と紙が触れあって、紙に「櫻 井  晴 佳」と印刷されるんです(櫻と井の間は半角スペース、井と晴の間は全角スペースにしました)。私はすっかり嬉しくなってしまい、レバーをばったんばったんと押し続け、櫻 井  晴 佳、櫻 井  晴 佳、櫻 井  晴 佳、櫻 井  晴 佳…と、たくさん印刷してしまいました。
活字を拾っている時は「これで文章を作るなんて時間かかりすぎるぞ」と思いましたが、ばったんばったん印刷を始めたら、ナルホド確かに早いです。
手で書き写していた時代の本は超高級品でしたが、活版印刷によって大量印刷が可能になり、本の価格が下がったというのも納得です。グーテンベルクは偉い!!!
(ドイツの金属加工職人であり印刷業者。活版印刷の発明者として有名。15世紀)

 

活版印刷がなければ、宗教改革はなかったでしょう(宗教改革【16世紀】:それまで聖書を持っているのは教会だけで、民衆は教会が話す“聖書の教え”を信じるしかありませんでした。しかし、活版印刷によって民衆も聖書を読めるようになり、自ら読んで考えるようになったんです)。活版印刷がなければ、ルネッサンスも盛り上がらなかったでしょう(ルネッサンス【14~16世紀】:人間の好奇心や探究心が爆発した文芸運動。中世の人間像は“罪深き者”だったが、ルネッサンスにより人間像は“無限の可能性を秘めた者”に変わった)。
つまり、活版印刷がなければ、今のヨーロッパはありません ―って事は今の世界もありません。

 

更に言えば、活版印刷の発明以前、ヨーロッパは後進地域でした。アジアやアラビア地域の方が、科学も文化も社会も進んでいたんです。しかし突然、宗教改革・ルネッサンス・大航海時代など、派手な出来事が立て続けに起こって、ヨーロッパは世界史の主役に躍り出ます。まったく活版印刷の貢献は測り知れません。グーテンベルクを世界史の教科書でもっと誉めてあげてもいいと思います。宗教改革のルターやルネッサンスのレオナルド・ダ・ヴィンチは似顔絵入りでめちゃめちゃ誉められているのに、グーテンベルクは「グーテンベルクが活版印刷を発明した」という一文だけです。これでは「グーテンベルク」が人名なのか社名なのかもよく分からない。
可哀想なグーテンベルク。

 

せめてもの供養に…と思い、いま私のipadの壁紙はグーテンベルクの肖像画です。
我ながらミーハーだなぁ。

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2015年4月Vol.34 2015年04月01日

こんにちは、サクライです。もう入社5年目です。就職する前は憂鬱でたまらなかったのですが、最近、心の底から「働いてよかったなぁ」と思う事ができたので、少しお話させてください。

 

飽きっぽい私が最も長く続けられている趣味、それは読書です。母曰く、私は立つのも喋るのも遅かったのですが、本が読めるようになるのだけは早かったそうです。1番最初にハマった「ぼくは王さま」から始まって、小学時代は「赤毛のアン」、中学時代は「村上春樹」、高校時代は「夏目漱石」、大学時代は「遠藤周作」、社会人になってすぐは「谷崎潤一郎」と、いろんな作家さんにお世話になってきました。

 

好きな作家さんが変わるのは嬉しいものです。たとえば、小学生の時に初めて村上春樹を読んだ時は、良さが分かりませんでした。中学生になってから読み返したら面白くて、「うん、私は青春時代に入ったのだ」と思いました。
中学生の時に初めて夏目漱石を読んだ時も、良さが分かりませんでした。高校生になってから読み返したら面白くて、「うん、私も自我と孤独に苦しむようになったのだ」と思いました。以前は分からなかった本が面白くなるという事は、まさに“成長”を感じる尺度です。

 

そして今、社会人5年目になった私がどっぷりハマっているのが、塩野七生さんの「ローマ人の物語」です。タイトルに反して内容は物語ではなく、ひたすら歴史の記述が続きます。文庫で全43巻。(ちなみに今は12巻を読んでいます)

 

ヨーロッパの歴史の根幹を知りたくて手をつけたのですが、読んでみると、なんとビジネス書として面白い!!
たとえば、ある天才的な武将がいて、部下にも慕われています。しかし彼の下に一軍団をまかせられるほどの部下は育たなかった。すると、局地戦には勝てても全体的には勝てないんです。彼が率いる軍しか勝てないから、軍を分散させて広地域で戦う事ができないのです。ビジネスのリーダーにも同じ事が言えます。

 

たとえば、ある時ローマは画期的な統治システムを確立します。それによって近隣諸国と仲良くしながらどんどん領地を広げていくのですが、時が経つと、そのシステムが社会の弊害を生むようになります。作った当初は"善"だった仕組みが、状況が変わると"悪"になる。これも会社と同じです。あえて悪い仕組みを作る人なんていなくて、いつだって私達はできる限りベストな仕組みを作ります。しかし、時代が変われば仕組みも破綻していくのです。
 

最近の大きな例だと終身雇用や年功序列が挙げられますが、日常業務の中でもよく見られる現象です。
寝食忘れるほど「ローマ人の物語」が面白いのは、仕事と会社を知ったからだと思います。
学生時代の私では、きっとこの面白さは分からない。
以前は分からなかった本の良さが分かるなんて、あぁ、就職した甲斐があるなぁ♪♪♪

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2015年1月Vol.31 2015年03月02日

こんにちは、サクライです。27才です。最近なんだか、身の回りが“角田光代”の世界っぽくなってきました(角田光代:作家。女性の仕事、恋愛、結婚、それらに付随する友情を題材にした小説が多い。一番有名なのは『八日目の蝉』)。男女共同参画社会とはいいますが、現実は理想とはほど遠く、女性の人生は何かを得るために何かを諦めるとか、それによって生活がガラリと変わるという機会が、男性よりも多いようです。学生の頃は、角田さんの小説を読んで「女って大変だなぁ」と他人事のように思っていましたが、27才になった今、身近な話になってきました。

 

特に印象的だった出来事が、先日2人の友人と会った時に起こったんです(ユウちゃんとショウコ)。ユウちゃんはパンツスーツをビシッと決めてハイヒールで闊歩するバリバリの営業マン。「私にとって仕事は主食、恋愛はサプリ」と言い切ります(昔そんなドラマありましたね)。時々デートする相手はいるけど、彼と本気で付き合うつもりはなく、デートはあくまで“心に潤いを与えるため”に過ぎないそうです。仕事に100%のエネルギーを投じているから、恋愛に気力を割く余裕はない、と。

 

一方、ショウコは一箇所にじっとしていられません。先日までカナダでアルバイトしていたかと思ったら、今はイギリスです。ユウと違って仕事が面白いとかキャリアを積みたいといった野望はなく、ただ「知らない世界を見てみたい」という好奇心で動いています。たまに甘い出会いもありますが、なにせ移動を繰り返す子なので、深い付き合いになる前に別れてしまいます。身を固めて一箇所に留まるなんて退屈には耐えられない、と。

 

二人とも話が面白いので大笑いして聞いていたまさにその時、メールが3通来ました。中学の同級生から「実は結婚する事になって、ぜひ二次会に来てほしいな」、高校の同級生から「ついに結婚するから式に来てほしいな」、また別の同級生から「言い忘れてたけど、昨年結婚しました❤」という3通。慌てて祝福メールを送ると、「ついに念願の寿退社、いえ~い」「子どもができて不自由になる前に遊びに行こうょ~」などの返事。メールと目の前の2人を見比べて、思わずニヤリとしてしまいました。

 

なんの“ニヤリ”なのか、自分でもよく分かりません。どちらに共感しているのかも、どちらになりたいのかも分かりません。ユウちゃんとショウコは輝いていて、面白くて、でも人生のとても美味しい部分を味わいきれない気もします。
一方メールの友人達は幸せそうで、可愛くて、でも将来の可能性が一気に狭まったような気もします。

 

どっちを選んでも楽しい時はあるし、後悔する時もあるのでしょう。
“正解”は選択以前に定まっているものではなく、選択した後に自分で作っていくもの、と分かってはいても・・・・・・

仕事を前にして、彼氏を前にして、海外航空券のHPを前にして、「どーすんの?!どーすんの私っ?!」と頭を掻きむしる夜もある今日この頃です。

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