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憧れの別邸

こんにちは。広告部のココちゃんです。

先日、家族三人で旅行に行ってきました。
宿泊先は会員制ホテルなのですが、同じ敷地内に「本館」と「別邸」があり、「本館」は提携する会社の社員が宿泊でき、「別邸」は年会費を払う上級会員のみが宿泊できるようになっています。

庶民の我が家は言うまでもなく本館宿泊(夫の勤め先の福利厚生で利用させてもらいました)なのですが、それでもリゾートホテルに泊まれることにワクワクしながら目的地までのドライブを楽しみました。 
到着の頃には、息子は車に揺られて爆睡です。

ホテルの門をくぐり、敷地をしばらく走ると「本館」と「別邸」の分かれ道の標識が目に入ります。

まだ建物は見えていないのに、別邸ルートは明らかに高級そうです。道路脇の植木からも上品さがにじみ出ており、心なしか道路の塗装も丁寧な気がします。
一方本館ルートはここまで通ってきた景色と変わり映えしません。

「…行ってみるか!」
運転していた夫が、言いました。「うっかり道に迷ってしまった」の確信犯です。。もちろん異論はありません。私も別邸への道だけでも見てみたいです。

案内に沿って行くと、遠くの別邸の車寄せでホテルマンが深いお辞儀をして待ってくれているのが見えます。
こっそり見るだけのつもりだったのに!
一瞬焦りましたが、慌ててUターンできるスペースも無いので、このまま車寄せに進むしかありません。

「あれ?ここ、もしかして、本館じゃない?!」
窓を開けて、わざとらしく大声で間違えたフリをする運転手。私も、えーおかしいなぁと白々しい演技で加勢します。

「いらっしゃいませ。本館でのご宿泊のお客様ですね。入口はあちらでございます。」
ホテルマンが丁寧に間違いを正してくれます。

「すみません、、本当は別邸が気になって、見に来ただけなんです。」
まさかすぐに夫が白状するとは思わず、急に夫婦で小芝居したのが恥ずかしくなりました。

「ハハ、どうぞ、本館でお楽しみください。」
笑いがちょっと乾いていたように聞こえましたが、大人な対応で受け流していただきました。

その後は大人しく本館でチェックインし、敷地内散策に出かけました。一通り館内やお庭を回り、「本館も十分素敵ね〜」などと話していた矢先、事件は起こりました。
息子が突然、先ほど確信犯で迷い込んだ別邸に向かって一目散に走り出したのです。

まずい。このまま車寄せに着いてしまったら、今度は徒歩で近づいてくるなんて、あの一家は一体どれだけ別邸のことが気になるんだ、と怪訝に思われてしまうかも。

必死に息子を止めようとしましたが、昼寝後の3歳児の体力は相当なもので、なかなか追いつきません。
なんとか捕まえたころにはもうほとんど車寄せの前でした。

近くには「〇〇(施設名) 別邸」と雰囲気のある石に彫られた看板が。

「ここでママとパパの写真をとってあげるよ!」

なんで?
最近スマホでの写真撮影を覚えたばかりで、ママとパパを撮ってくれるなんて初めての提案です。

しかも、車内で爆睡していたので、ホテルマンとのあの恥ずかしいやり取りを知らないはずなのです。
なにはともあれ、息子のかわいい提案を断るわけにもいかず、宿泊もしない憧れの別館の看板前で記念撮影をしてもらうことにしました。

先程のホテルマンに見つかりませんように、、!
ポーズをとる間もヒヤヒヤして笑顔がひきつっていたことでしょう。
息子のおぼつかないスマホ操作に、一層手に汗握ります。

怪しい一家と思われて声をかけられる前に、はやく撮り終わってくれ!

結局、誰にも見つかることなく写真撮影は終わりましたが、本当に見つかっていなかったのか、ホテルマンが気を遣ってそっとしておいてくれたのかは定かではありません。

撮れた写真は全体が斜めだし、パパの顔が半分見切れていたけど、施設名だけはバッチリ収められていました。
息子がミーハー夫婦のために残してくれた思い出。
たまに見返してはほっこりしています。
写真は、本館にて、走り出す前の息子です。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。

 

この記事を書いた人ココちゃん

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