スタッフのひとりごと
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Appleの天才デザイナー 2019年07月19日

今回はシステムの長谷川がネット上の最新ニュースや話題について
お届けします。

以前に私が尊敬してやまないAppleの天才的エンジニア「スティーブ・ウォズニアック」の話をしました。(その話はこちら)今回はそのウォズニアックと共に「スティーブ・ジョブズ」の側近と呼ばれ、Appleの代表的な製品のほぼすべてのデザインを担当した最高デザイン責任者(CDO)「ジョナサン・アイブ」が年内にAppleを退社するというニュースについて書きたいと思います。

 

まずは、ご存知ない方のために「ジョナサン・アイブ」がどんな人なのかを簡単に紹介します。
ロンドン出身のジョナサン・アイブは1992年にAppleに入社します。しかし、当時ジョブズはAppleにはいませんでした。1985年に取締役達と対立して辞めていたからです。1996年に業績不振だったAppleにジョブズが復帰すると、ジョナサン・アイブはジョブズと共にデザインチームを率いて現在のAppleらしさに繋がるデザインをいくつも手掛けてきました。

 

1998年に、半透明なデザインで当時爆発的に売れた『iMac』

2001年に、音楽プレーヤーとして画期的『iPod』
2007年に、電話を次世代に進化させた『iPhone』
2008年に、アルミを削り出した極薄ボディの『MacBook Air』
2010年に、コンピューターを持ち歩くという発想の『iPad』
などなどです。
2006年にはこうした数々の功績が評価され、大英帝国勲章も受勲しています。
現在のApple WatchやiPhone Xなどもジョナサン・アイブによるデザインです。

 

そんなジョナサン・アイブは最後の仕事としてジョブズが最後に情熱を傾けていたApple本社の「Apple Park」を完成させてAppleを退社するそうです。もしかしたら、ジョブズがやりたかったことをこれで全部果たせたと思っているのかもしれません。

 

ジョナサン・アイブは過去数十年間を通じてアップルで最重要人物の1人であっただけに、Appleを退社するというニュースが世界に発信されただけで、Appleの株価が一時1%弱下落したそうです。その一方で、ジョナサン・アイブは新たにデザイン会社を立ち上げ、Appleは主要クライアントになると明言しています。

 

ジョナサン・アイブが新しく設立する会社名は「LoveFrom」とい名前です。
これは、スティーブ・ジョブズが常日ごろ仕事へのモチベーションについて、
「ひとりひとりのユーザーと実際に会ったり話すことはないとしても、人々に対する愛情と気遣いをもってものづくりに取り組むことを通じて、人類全体に対する感謝を表現することになる」
と言っていたことからつけたそうです。

 

このニュースを聞いて、改めて「スティーブ・ウォズニアック」や「ジョナサン・アイブ」など、この世界を変えていこうと実際にしていた人たちがいたことをすごいと思いましたし、その人たちをまとめて、世界的なAppleという企業を作った「スティーブ・ジョブズ」もすごいと思いました。興味を持った方は、「ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー」(2015年日経BP刊)という本も出版されていますので、読んでみてください。

 

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見送る側のきもち 2019年07月17日

私には4歳上の兄と、5歳下の弟がいます。
弟が今年の3月に大学を卒業し、
5月にオーストラリア留学に旅立ちました。

将来は海外の綺麗な海に潜るダイバーになりたいとのことで、
英語も話せて、ダイビングもできるということで、
オーストラリアを選んだようです。

実は、弟も私も大学等の関係で実家(愛知県)を離れていたため、
一緒に住んでいたのは10年前が最後です。

なので、私がよく知る弟は、中学1年生でほぼ止まっています(笑)。
当時、高校3年生の姉からしたら、中学1年生の弟は
それはそれは頼りない、危なっかしい存在でした。

その弟が一人で海外だなんて、まあ大変!
というのが正直な私の気持ちでした。
しかし、留学の準備やら資金繰りやら将来ビジョンやらを聞いてみると、
どうやら、私よりもしっかりとした大人に育っていたようです(笑)。

安心しつつも、空港まで見送った際は、
やはり心配と寂しさでいっぱいでした。

その時、見送られる側よりも見送る側の方が
意外とタフさが必要なのかもしれないなと感じました。

 

私は東京にある大学に進学し、在学中に1年間カナダに留学したので、
いつも見送られる側にいました。

家族は、毎回笑顔で見送ってくれたので
気がついていませんでしたが、
内心では、きっと不安や心配でいっぱいだっただろう思うと、
なんだか胸が熱くなりました。

分かっているつもりでも
その立場にならないと、本当には分からないものですね。

弟には、夢に向かって頑張ってほしいなと思います。

(写真は、昨年兄弟3人でシュノーケリングをしたときのものです。
弟が10メートルぐらい潜って撮ってくれました。)

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人生ゲーム 2019年07月12日

こんにちは。物流の尾関です。
7月となり、2019年も早いもので半分が過ぎました。
1年あっという間に終わってしまいそうで、
時の流れの早さにびっくりしています。

先日、学生時代からの友人3人で、人生ゲームを行いました。
みなさんご存知のすごろく形式のボードゲームです。

 

結婚して子供が産まれたり、
家を買ったり、転職したり、株が暴落したり、悪徳商法に騙されたり…
今の現実と同じこともあれば、違うこともあり、
止まったマスの内容に一喜一憂していました。
結局、コツコツとお金を貯めた&途中でゲットしたお宝が高く売れた
私が1位でした!

 

人生ゲームの勝者は、「最終的な資産が一番多い人」なので、
目指すべきゴールがしっかりしています。
「幸せな老後」や「幸せな結婚生活」は目指しません。

 

資産が多いことは幸せなんだろうか?
私たちの幸せって何なんだろうか?
目指すべきゴールがしっかりしていれば、
人生がもっと面白くなるのではないか?

 

そんなことを話しながら、
気心が知れた友人たちと行う人生ゲームは、
お酒を飲みながらだったこともあり、
ぐだぐだでしたが、とても盛りあがりました。

 

最近、「人生100年時代」という言葉をよく耳にします。
リンダ・グラットン氏が長寿時代の生き方を説いた著書
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』で提言した言葉で、
2107年には、主な先進国では人口の半数以上が
100歳よりも長生きすると言われています。

 

この先の長い人生、
どうやって生きていきたいか考えながら過ごすと、
やりたいことが見つかりもっと楽しいかもしれません。

 

自分にとっての幸せは何か、私はまだ明確には分かっていませんが、
仲良しの友人と過ごす時間は、とても楽しくて幸せでした。
今後も、幸せな時間を大切にしていきたいな~と思いました。

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3人兄弟 2019年07月10日

こんちには。総務の中村です。

私の実家では3匹の犬を飼っているのですが、
同じように育てているつもりでも三者(犬?)三様の性格をしています。
その性格の違いが良く表れるのが、
私がリビングでくつろいでいる時です。

 

《1匹目》
17歳のミニチュアダックスフンド(オス)は、
寝る事が大好き、人のそばが大好きなのんびり屋さん。
(老犬ですが、幼い頃からです)
私がソファでうつ伏せに寝転がると、
私とソファの間に入ってきて寝てしまいます。

 

 

《2匹目》
13才のトイプードル(メス)は、
寂しがりやで1人にしておくと怒るのに、
いざ同じ空間に私や母がいることが分かると、
一定の距離を保つツンデレな性格。  
一緒にリビングにいても撫でて欲しい時には近寄ってきますが、
基本的に一定の距離を保っています。

 

 

《3匹目》
2才のトイプードル(メス)は、
若さなのか元気いっぱい。
どこへ行くのにもついてくる甘えん坊な性格。
元気いっぱいなので、遊んでほしくて?
寝ているミニチュアダックスフンドにちょっかいをかけるのですが、
彼は静かに寝ていたいので、よく怒られています。
そして、私が部屋の中を移動するとずっと後ろをついてきて
甘えてきます。

 

 

ご紹介したように、それぞれが異なる性格をしています。
私自身3人兄弟なので、元々家の中はにぎやかでしたが、
それぞれが家を出たり、
帰りが遅かったりするので以前ほどのにぎやかさはありません。
ただ、実家に帰ると3匹の犬達が出迎えてくれるので
一気に家の中が明るくなり、
家族の笑顔も増えているような気がします。

 

犬も大切な家族の一員なので、
これからも仲良く過ごして行きたいなと思っています。

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虹の記憶 2019年07月04日

こんにちは。
コールセンターの五大です。

今年も梅雨の時期がやってきましたね。
アウトドア派の方はストレスが溜まる
毎日を送られているのではないでしょうか。
私は雨ばかりの日でもへっちゃらな、インドア派です。

 

先日、出先での仕事が終わって車で帰社していた時に、
ふと雨上がりの空を見上げたら、虹がかかっていました。

すごく久しぶりに虹を見た気がします。
子供の頃はよく虹を見つけていたのになーなんて考えました。
そして子供の頃はよくコケていたことも思い出しました。
きっと色んな所をキョロキョロしながら歩いていたからでしょう。

 

昔、「虹の麓には幸せが眠っている」と聞いたことがありました。
小学生の頃には、友達と雨上がりに虹を見つけて
自転車で幸せを取りに走ったことも思い出しました。
ただ、いくら走っても虹は近くならないし、
10分くらいで虹は消えてしまうんですよね。

「こんなに虹の麓に行くのが難しいんだから、
 やっぱりなにか特別なものがあるに違いない」

なんてことを思っていました。

 

その後暫くして、理科の授業で
「虹は大気中の水分により光の屈折で見えるもの」と知りました。

ただの光の屈折って、、、夢が壊れました。
「サンタさんは、実はお父さんだった。」に匹敵する衝撃です。

 

でも、その時見た虹も、今日見た虹も、
私の見る虹には確かに麓があって、その麓には幸せが眠っているのです。
そして、今私がいる場所が、
どこかの誰かが見る虹の麓になる日だってあるのかもしれない。
幸せとは自分では案外気が付かないものなのだろうな。ふむふむ。
なんてキザ?なことを考えながら帰路につきました。

本当は、虹なんてただの光の屈折現象で、
見る角度で位置は変わるし、麓にはたどり着けないことは分かっています。
それでも、車を飛ばせば案外いけるんじゃないか。
試しに向かってみようかしら。
なんて幸せに対して欲張りな自分もいます。
でも、帰社が遅れると上司に叱られかねません。

あの頃のように虹の麓を目指さずちゃんと会社に帰る私は、
どうやら大人になってしまったようです。(笑)

 

これが私の見た幸せの眠る虹です。

見つけにくいですが写真中央にうっすらと虹が!

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2018年7月Vol.73 ちょこっと小噺 2019年07月02日

※小噺は過去分を随時アップしております。内容に時差がある場合もありますが、是非ご覧ください。

 

こんにちは、紙コップ担当の趙航です。今月は、サクライの「サクッと小噺」のかわりに、私の「ちょこっと小噺」をお送りします。

 

2018年3月、私が大好きな物理学者スティーブン・ホーキング博士が亡くなられました。東京での大学時代、台風で電車が止まった夜など、図書館でホーキング博士の本を読んでいたことを思い出します。尊敬と追悼の想いをこめて、今月はホーキング博士について書きたいと思います。

 

「車椅子の物理学者」としても知られているホーキング博士。21歳の時に「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と診断されました。ALSは、全身の筋肉がだんだん思うように動かせなくなる病気です。彼が最後に自分の意思で動かせたのは、顔の一部の筋肉だけでした。それでもホーキング博士は、偉大なる頭脳と、顔の一部の筋肉と、パソコン付スーパー万能車椅子を使って、さまざまな研究を行いました。

 

ホーキング博士は相対性理論などとても難しい研究をしていましたが、それと同時に、アメリカの人気ドラマに出たり、メディアに出て宇宙に関する持論を述べたりもしていました。一般の人でも理解できるような物理の本も書きました。「物理学は難しくてつまらない」と思っていた多くの人が、ホーキング博士のおかげで、『ブラックホール』のような専門用語を知るようになったのです。私もその中の一人です。最先端の物理学者である一方で、彼の教育への貢献も大きかったと思います。

 

ホーキング博士の数々の研究の中で、私が一番好きなのは「ホーキング放射」です。相対性理論によると、質量の大きい物体の周りには空間のゆがみが生じます。私たちの体重くらいでは大してゆがみませんが、ブラックホールは極端に質量が大きいため、周りの空間は渦のような形に変化して、その空間のものがどんどんブラックホールに吸い込まれていきます。しかし、「吸い込むだけ」と長年考えられていたブラックホールですが、ホーキング博士は、ブラックホールは吸い込むと同時に、質量やエネルギーを外に放出もしていることを証明しました。すると質量が減るので、ブラックホールは吸い込む力が少しずつ減り、最後は消えてしまいます。それが「ホーキング放射」です。

 

 

ホーキング博士はこの研究を通じて、「相対性理論」と「量子力学」を結びつけました。相対性理論は、宇宙のような大きいものについての理論、量子力学は、原子のような小さいものについての理論であって、ずっとこの二つは相容れないと考えられてきました。しかし、ホーキング博士はこれらの理論を結びつけました。「りんごが地面に落ちるような小さいスケールのことも、地球が太陽の周りを回るような大きいスケールのことも、両方とも万有引力で説明できる」と証明したニュートンのように、ホーキング博士もまた、究極に大きいものと小さいものの共通点を教えてくれたのです。

 

相容れないと考えられてきた事を、同じ理論で説明できちゃうホーキング博士のカッコ良さ。相容れないように見える事でも、実は共通点をもっている、この宇宙の美しさ。カッコ良さと美しさにシビれてしまいます♥ホーキング博士、本当にありがとうございました!ご冥福をお祈りします。

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営繕日記「庇(ひさし)の鉄骨イメージチェンジ」 2019年06月28日

こんにちは。山男の竹内です。
今回の営繕日記は、庇(ひさし)の鉄骨の塗装についてです。

会社の従業員出入り口に小さな庇があります。その鉄骨部分の塗装が剥げて汚くなってきたので、営繕を行いました。

庇本体や壁は木材が使われているので、周りとの調和を考え金属部分を木材で覆う事も考えましたが、鉄骨の下に設置されているライトかかってしまうので、塗装しなおすことにしました。

まず、金属部分から出てしまっている錆をサンドペーパーで落とします。この錆を落としておかないと、塗装しても錆部分が「プクプク」浮き上がり、すぐに塗装が剥げてしまいます。車のボディーのようにツルツルの鏡面にするには、ここで下地をしっかり作らなくてはなりませんが、今回は鏡面仕上げではなく艶消しの塗装を行うので、下地は作らずそのまま塗装します。

錆を落としたら、次は塗装しない場所を保護する養生を簡易的に行います。

後はスプレー式のラッカーで塗装するだけです。
防錆も兼ねてしっかり塗装するために、今回は2度塗りして完成です。
仕上がった軒はこんな感じです。

うん、渋くて良い感じです。

江戸時代の「陣屋」をイメージしてみました。
でも、もう少しかっこよくしたいと思い、庇の先端も黒く塗ってみました。

いい感じです。

満足して仕上がりを写真に収めていると、
オンラインショップ店長の棚橋が
「何やってるんですか?」と尋ねてきました。

私 :「営繕したんだけど、どう?」
棚橋:「ガラスを替えた?」
私 :「違う。」
棚橋:「壁にニスを塗った?」
私 :「違う。」
棚橋:「何が変わったのかわからない…」

他人にはなかなか気付いてもらえないけど私は満足な、プチ営繕活動でした。

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引き寄せの法則? 2019年06月26日

こんにちは、コールセンターの福井です。

今年も6月がやってきました。
6月生まれの私は例年この時期になるといろいろ動いています。

 

今年の6月はあまりイベントがないなと思っていたのですが、
先日偶然にもこんな事が起きました。

 

今年の3月に友達(A君と奥さんのBちゃん)に赤ちゃんが生まれたので、
そのお祝いに行きたいなと思っていたところ、
たまたま共通の友達(Cちゃん)が一緒に行こうと誘ってくれました。

 

AB夫妻は、A君の仕事の関係で大阪府に住んでいるので、
私とCちゃんは、名古屋から京都駅まで新幹線で行って、
ついでに京都駅で私の友達(Dちゃん)にも会うことにしました。

 

CちゃんとDちゃんは初対面でしたがすぐになじみ、
京都駅で楽しくランチをしました。
その後Dちゃんとは別れて大阪へ向かい、
私とCちゃんはAB夫妻のお家を訪問しました。

 

今回は出産祝いで訪問したこともあり、
ふとみんなの誕生日の話になりました。

そしてみんなの誕生日を確認しあうと、、
なんと赤ちゃん以外5人全員(Dちゃんも)6月生まれだったのです!

それを知ったAB夫妻は、
お家に「HAPPY BIRTHDAY to us(私たち、お誕生日おめでとう!)」と
飾りつけまでしてくれました。

お祝いの目的で訪問したのに、
私もお祝いをしてもらい、とっても幸せでした。

 

6月生まれは6月生まれを引き寄せるのかな?!と思いつつ、
楽しい週末を過ごせました。

6月もあと少しですが、
どれだけの6月生まれの方に出会えるか楽しみです!

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うっかり注文 2019年06月19日

こんにちは!
コールセンターの山下です。

暑くなってくると、朝ごはんはシリアル派な私。
今年も暑くなってきたので、
そろそろと思いネット通販で物色しました。

いつもはスーパーで何種類か買うのですが、
変わったものはないかなーと探していたところ、
“タンパク質豊富” “ 糖質オフ”
と、私に響く文字が。

2商品気になったので、試しに、、、と
一袋ずつポチッと注文しました。

後日、届いた段ボールを見て驚きました。
想像の3倍程の大きさ。
そんなに特大サイズだったの!?

開けてみるとさらに段ボールが2つ。
なんと、6袋入のケース単位で買っていました。

思い返せば、確かに高かったな。
なぜ決済画面で気づかなかったんだろう。
1週間で1袋として、、、3ヶ月分もある!泣
味に飽きる自分が想像できました。

この話を会社でしたところ、ピーディーアールで働く主婦の方々が
「子供が毎日食べるから!」
と結果的に半分以上買い取っていただけました。
ありがたい。泣

これで夏の朝ごはんを楽しめそうです!

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2018年6月Vol.72 サクッと小噺 2019年06月13日

※小噺は過去分を随時アップしております。内容に時差がある場合もありますが、是非ご覧ください。

こんにちは、サクライです。
先日はじめて松本城に行ってきました。
そこで地元のおじいちゃんおばあちゃんがボランティアガイドをされていたので案内を頼んだら・・・まぁ~、面白い!!!なんとなくお城を見るのと、理屈がわかって見るのとでは、全っ然ちがいますね。そこで今月の小噺では、おじいちゃんから聞いた面白ネタをお話ししたいと思います。

 

 

 

【黒い城・白い城】
全体的に黒い城、白い城、があるのをご存知ですか?この色から築城時期が推定できるそうです。黒なら織田/豊臣が強かった時代、白なら徳川が強かった時代。理由は、建築技術と社会情勢の変化だとか。

 

 

規則で定められていた訳ではないし、織田よりも昔に築城された城もあるし、修理を繰り返した城も多いので、ゼッタイとは言いきれません。でも、色から予想はつくんですって!

 

【石垣】
石垣は城の土台であり防御の基本です。だから石垣をもっと強固に!という熱意が生み出したのが[算木積み]です。算木積みとは、長方形に加工した石を、長い方と短い方を交互に重ねる積み方をいいます。石垣は角の部分が崩れやすいため、算木積みにして強度を増しているのです。

 

 

【戦う仕掛け】
壁色で心理の駆け引き、石垣で防衛、それでも敵が攻めてきたら、戦うしかありません。
お城には戦うための仕掛けが施されています。まず、下方にパカッと開く[石落とし]。名前のとおり石を落としたり、熱湯や汚物を落としたりしていたそうです。また、壁にあいた小さな穴は[狭間]といって、そこから鉄砲や弓で狙います。そんな狭間の数から、[兵士の人数]や[戦いの本気度]が推測できます。
戦国の世なら「いつ攻められてもおかしくない」と思って築城しますし、平和な世なら「攻められる事なんてないよ~」と思って築城しますもんね。戦国時代に作られた松本城の狭間数は115で、これは江戸時代のお城に比べて、ずいぶん多いそうですよ。

 

 

理屈がわかれば感動もひとしお。お城を見る機会があれば、
ちょっと気にして見てください。

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