体育会系じゃない私

制作の山男竹内がお送りします。

私の外見は完全な体育会系(筋肉質で声も大きい)なのですが、実は体育は得意ではなく、文科系です。
小学校時代父親の好きな野球に無理やり引きずりこまれ、野球教室に通わされていました。本人にやる気がないため、万年補欠のうえにルールも覚つかず。「タッチアップ」を知ったのは中学2年の時でした。

 

そんな私は、もともと音楽と写真が好きでした。
小学校時代にはどうしても一眼カメラがほしくて、学校に内緒で(親の了解は得てました)新聞配達のアルバイトをして、第一目標達成。
中学に入り、音楽がどうしてもやりたくて吹奏楽部に入りました。
幼少期に姉と一緒にエレクトーンを習ったときは、手と足が思うように動かせずに半年であきらめたのですが、吹奏楽の楽器なら手しか使わないから自分でもできる!と確信していました。
入部し、せっかくだからと主旋律が吹ける楽器「トランペット」を希望しましたが、顧問の先生から「お前は唇が厚いからチューバで」と一言。

 

チューバって何?

 

先生の前には、大きな大きな「でんでんむし」のような楽器が置かれています。
金管楽器の中で一番低い音を出すこの楽器、楽譜はヘ音記号ですし、ベースの役割のため主旋律を奏でることはまずありません。
私は初心者の割に無難に楽器を演奏する事ができ、一年生のうちからコンクールにも出場させてもらえました。
しかし、3年間チューバを吹き続けるも、吹くのはボッボゥ~と言う簡単なバス音だけです。

 

そんなある日、ついに私のチューバが主役になる時が来ました。
顧問の先生が、3年生のコンクールの自由曲としてチューバのソロがある曲を選んでくれたのです。
俄然燃えました!!
練習では「チューバ音が大きすぎる!!」と何度も注意を受けました。せっかくのソロなのでここ見せどころでしょ!と思う私と、チューバの音が大きすぎると他の楽器とのバランスとれなくなる!目立ちすぎもダメ!と調和を重視する先生。

 

コンクールと当日、私たちの演奏が始まりました。ソロの部分になり、はりきった私が普段より少しだけ大きめの音で吹くと、先生が「ギラッ」とした目で私を睨みつけました。
演奏終了後、先生がタクトで軽く頭をコンと叩きます。すみません…
結果発表 みごと金賞をいただき、県大会に進む事が出来ました。
先生を「ギラッ」とした目で見返し、第二目標を達成した中学3年の夏でした。