こんにちは。商品部のジンシャンです。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。
業務上、私は中国出張が多いです。今年4月には、広州で開催された世界最大規模の展示会「カントンフェア」に参加してきました。
期間中は世界中からバイヤーが集まるため、市内のホテル価格は通常時の2倍以上に跳ね上がります。
まさに掻き入れ時ですが、この価格高騰の波はタクシーにも押し寄せていました⋯
展示会初日の朝、会場までは約20分、運賃は30元(約690円)でした。
しかし、夕方の退場ラッシュ時に配車アプリでタクシーを捕まえると、運転手から「ホテルまで100元ね!」と言われます。
過去に中国のタクシーで法外な値段を請求された経験がある私は強気に、
「100元!?行きは30元だったのに?ありえない!」と断り、別の流しのタクシーに交渉しますが、それでも「最低60元」とのこと。
どうやら需要が高まると強気になるのは、ホテルもタクシーも同じようです。
改めて配車アプリで「事前確定料金」を確認すると、なんと行きと同じ条件なのに「65元」の表示が。
仕方なくその車に乗って理由を聞くと、運転手さんが教えてくれました。
「中国のタクシーは、天気やイベントの混雑状況でシステムが自動で価格を変えるんだよ。カントンフェアの時期なら、これが適正価格!」
中国の配車サービスには、需要に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング」が、
冷徹なほど合理的に組み込まれていたのです。
さらに運転手さんから「欧米の客はチップを弾むけど、日本人はチップ文化がないからね〜」とチクリと言われる一幕も。
本来、中国にもチップ文化はありませんが、おねだり上手な運転手さんに
「日本の文化をよく知ってるね!でも今回はシステム通りの65元で、安全運転でよろしく!」と笑顔で返し、無事にホテルへ送り届けてもらいました。
変化のスピードが早い中国。イベントや時間帯で運賃が変わる最新のタクシー事情を、身をもって体験した出張となりました。
