こんにちは
コールセンターのチョウです。
朝晩の空気がすっかり涼しくなり、夜空が澄んで秋らしくなってきました。
この季節、夜空を見上げて「わぁ、きれい……」と思わず声が出るのが、中秋の名月ですよね。
この“名月を楽しむ文化”、日本だけでなく、世界はどうなのかな?と思って調べてみました。
まず日本の「中秋の名月」にはお団子をお供えして、ススキを飾って、お月様を眺めながら秋の実りに感謝します。
このお団子、東日本では白くて丸い団子、西日本ではあんこが入っていたり、細長かったりと地域によって形や素材が違うようです。
そして中国では「中秋節」と呼ばれ、春節(旧正月)と並ぶ大切な伝統行事。
この日には、月餅(ユエビン)というお菓子を家族や親しい人と分け合って食べます。
月餅の中には、あんこ・ナッツ・塩漬け卵の黄身など、さまざまな具材がぎっしり。
近年はチョコやアイス、フルーツなど進化系もたくさん出ているとか。
また韓国では「秋夕(チュソク)」という名で知られ、旧暦の8月15日に
「ソンピョン」という可愛いお餅を食べます。
松の葉で蒸して香りを移したこのお餅は、餡を包んだ半月型になっています。
“満月”ではなく“半月”の形なのは、「これから満ちていく希望」の象徴なんだとか。
とても素敵だなと思いました。
最後にタイでは「ロイクラトン」という、満月の夜に行われるお祭りがあります。
バナナの葉で作った蓮の形の灯篭に、ロウソクや花、コインなどをのせて川に流すそうです。
川に浮かぶたくさんの灯りが、なんとも幻想的でロマンチックです。
どの国も、「満月」をただ眺めるだけじゃなく、誰かと一緒に食べて、語って、感謝して、未来を願う―
そんな温かい文化があることを知りました。
空を見上げて、月に向かって願いごと……なんていうのも、たまには良いかもしれません。
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