スタッフのひとりごと
STAFF BLOG

自分のブログは話が難しい? 2009年09月29日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は自分が思う自分のブログについて書かせていただきたいと思います。

 

というのも弊社のHPでブログを書かせていただくようになって約2ヶ月ほどたち(時間が経つのは早い!!)、改めて自分の文章を読み直してみると難しそうな事を書いていることがわかりました。

ここ最近、社員やブログを読んでくださっている方に自分のブログの印象を聞いてみるとやはり「話が難しい」という意見が多い。

自分としては意識的に難しくしているつもりはないのですが、どうも自分という書き手は物事を概念的、哲学的に捉える傾向があるようで、そこが難しい一因なのかもしれません。

 

などと書いている時点でも無意識で難しく考えてしまっている感は否めず、更に難しい理由を考えてみると、インプットする情報が難しいものが多い事もその一因である様な気がします。

一般的にインプット(聞いたり、見たり、読んだりした物事)とアウトプット(話す事、書く事、表現する事全般)は相関が強いものなので、単純なインプットをすれば単純なアウトプットになる事が多い。

しかし、自分の趣味や嗜好が曖昧なものや複雑なものに偏りがりなため自然とインプットもアウトプットも難しい印象を与えてしまうものになっているのではないかと思います。

 

今回のブログも書き始めた当初は意識的にわかりやすくまとめるつもりでした。

にもかかわらずココの時点で読み返すとまた話が難しくなっている…

などと前置きが長くなってしまいましたが 、つまるところ申し上げたい事は現時点での自分はこうした文章しか書けない人間だという事です。

ですので、サクっと読めて面白いブログを探されている方の期待には正直に言うとあまりお答えできないかもしれません。

ただ、自分も面白いと思われる幅を広げられる様精進していきたいと思いますので、難しい話が好きな方もそうでない方も今後ともよろしくお願い致します。

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日本の日本化 2009年09月17日

こんにちは、PDR米澤です。

今回も独断と偏見で「日本の日本化」という事について考察したいと思います。

 

そもそも「日本の日本化」という事に興味を持ち始めたのは某テレビ番組で放送されていたAlex Kerrさんのドキュメンタリーがきっかけです。

Alexさんについては各媒体やwikipediaでも掲載されているので興味がある方は調べていただくと面白いと思いますが、大雑把に言うとイェール大卒のアメリカ出身日本民俗研究家です。

Alexさんは現在京都で古い家屋を修復、再構築し、宿として京都の観光客に提供する事で町屋の再生を図る仕事をされていて、Alexさんが手がけた町屋が日本国内だけでなく海外からの観光客にも人気があるという事がテレビでは紹介されていました。

 

この事業について私が思ったのは、「日本人より、外国人の方が日本の良さをうまくとらえられているのでは?」という事です。

町屋を再生して宿として提供する事自体は目新しい事ではないものの、その良さを再定義してプレゼンテーションするという点が実は一番難しく、そのあたりの感覚は外から日本を客観的に評価できる外国人の方が洗練されているように感じたからです。

日本人の良くない例を挙げると、海外からの観光客向けと思われる土産屋の意味不明な漢字Tシャツなど、日本に対して妙な誤解を与えてしまっている様に思えてなりません。

自分達が本当にアピールすべき日本の文化は何なのかという事がわかっていればこの様な事は無いはずです。

自国の文化を理解し、伝えるためには日本や日本人のアイデンティティを再定義する事が必要だと思います。

 

こうした「日本の日本化」は如いては観光にも繋がり、 観光庁の掲げた『訪日外国人旅行者数:1000万人』という壮大な目標にもつながるのではないでしょうか?

日本人を海外に送り込む、海外から人を迎え入れる。人を介した文化交流がお互いの文化を高めてくれるはずです。

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報道ニ思フ事 2009年09月10日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は個人的にサッカー日本代表の本田選手にまつわる報道について思う事を綴りたいと思います。

 

ということで、背景から述べますと、彼は所属するオランダのチームで他を圧倒する活躍(9月10日現在で得点ランクトップ)をし、先週の土曜に行われた世界ランク3位の強豪オランダとの親善試合に召集されました。

海外で活躍する様になり、自信をつけた彼は我々日本人からすると個人主義で自信過剰ともとれるコメントを試合前から自身のブログやメディアを通して発信していました。

しかし、後半から途中出場した彼は活躍できず、チームも3対0(前半は0対0で日本優勢だった)で完敗。

すると、一部のメディアは「彼のプレーや言動がチームの和を乱して負けた」と一斉に彼を非難しました。

特にシュートやドリブルなど彼の得意なプレーではなく、苦手な守備が批判の対象になりました。

 

この一件で私は一部の日本のメディアには悪しき全体主義が未だに根付いていると再認識しました。

勿論、彼のプレーは先日の試合に関しては決して良いとは言えないものでしたが、たった1試合の失敗に対しての過剰なバッシングは異様に感じます。

個人的には批判するなら彼より前半のチャンスに決められなかったFW陣を対象にするべきだと思いますが、批判の的は個人主義的な発言を繰り返していた彼に集まっています。

こうして「出る杭は打たれる」風潮が浸透してしまうと、マジョリティとは違う考えを持った芽は摘み取られ、さらに新しい考えや個性が生まれにくくなる悪循環に陥る様に見えてなりません。 

また、彼の得意な事を生かすにはどうすればという議論ではなく、彼の苦手な事をどう直すかという点を議論するあたりが、所謂日本的な教育の負の側面であるように思います。 

 

たまたま、今回はサッカーをネタに取り上げましたが、同じ事は例えば仕事にも当てはまる気がします。

全体の総意に合っているかが全てではなく、それぞれの個性を認め、短所を諌めるより長所を伸ばす。

私に部下はいませんが、部下がいたらそう育てていきたいと今回の一件で思いました。

 

また、前回の名古屋弁クイズの答えを下記に記しましたので、ご確認ください。

≪答え≫

【問1】 黄色い → きいない

【問2】 温かい → ぬくい

【問3】 久しぶり → やっとかめ

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9月の1冊 2009年09月01日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は初回から局地的に好評(?)な私の独断と偏見に基づいた書籍紹介の第2回。
ということで「9月の1冊」としてご紹介させていただくのは、堀江貴文氏の「新・資本論 僕はお金の正体がわかった」です。
 
内容としてはタイトルからも分かる様に彼のマルクスを模して「お金とは何なのか?」を堀江氏独自の視点で定義しているのですが、つまるところ堀江氏の主張は「お金は信用を数値化したもの」という事に集約されています。
 
ただ、「信用を数値化する」という概念がなかなか理解しづらいかもしれませんが、”credit”という単語が「信用」を意味する事を踏まえ、「クレジットカード=信用カード」とするとイメージしやすいかと思います。
クレジットカードの場合で考えるなら「この人にならこれだけお金を貸してもいい」という「信用」を数値化したものが支払限度額にあたるでしょうか。
他の例を挙げるなら、 
  • Aクンならウチに泊めてもいい
  • Bサンになら友達を紹介してもいい
  • Cサンには車を貸してもいい 
という事が数値化はできないものの「信用」にあたります。
そこで、堀江氏は「お金」の多寡ではなく「信用」の有無が問題だとし、「信用」を創造するためのコミュニケーションが現代を生きぬく上で重要な要素だと説いています。
 
ところで、話は変わりますが、アメリカの「バーニング・マン」という祭り(タイムリーなことに昨日から始まっている)を皆さんはご存知でしょうか?
この祭りは外部から隔離された灼熱の砂漠で行われ、参加者は水、食料、衣類、住居など事前に準備し、貨幣を媒介したやり取りや商行為が禁止された状態で隣人達と信頼関係を築き、助け合い、1週間生き抜くという究極のサバイバルだそうです。
こうした状況下に陥る事は日常生活の中では無いとは思いますが、このように極端な状態を想定すると如何に「お金」に意味が無く、「信用」の有無が重要かが分かる気がします。

 

そう考えると、母親などから「貯金しておいた方がいいよ」と言われて何となく違和感を感じていた事、堀江氏の「貯金は悪」という主張、諸先輩方の「30才までは貯金しなくていいよ」という価値観に何となく魅力を感じていた事が繋がって視野が明るくなった様に思います。

「お金」の貯金ではなく、「信用」の貯金のために「お金」を遣うという方向性が自分の中で定まった事。

 
例えば、急に誰かに食事に誘われても用事がなければそこに行く事に「お金」を遣う、そこで話をする時間を買う為に「お金」を遣う。

こういう時に家に居れば「お金」は貯まりますが、「信用」を貯めるにはその現場でその人と直接コミュニケーションをとる事が必要だと思います。
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I♡技工 2009年08月27日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は社員が休日に作った渾身(?)のオリジナルTシャツを紹介させていただきます。

 

(フロント)

自社製品「デラロック」の写真を大胆にプリント。

黄色のボディに赤字の "This is a answer" プリントが映えます。

 tshirts2.JPG

 

(バック)

左肩に「I♡NY」ならぬ「I♡技工」とプリント。

技工への愛が伝わるストレートなメッセージが込められています。

 tshirts1.JPG

商品化の予定は残念ながら(?)ありませんが、若干顔が引きつり気味なモデル(自分)含め、社内で面白いものがあれば紹介していきたいと思います。

また、前回の名古屋弁クイズの答えを下記に記しましたので、ご確認ください。

みなさんは何問正解できましたでしょうか? 

 

【答え】

①なまかわしとったらいかんよ

A. なまけていたら駄目だよ

 

②ばりかく

A. ひっかく

 

③ですこ光っとるよ

A. おでこ光ってるよ

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通信販売は信用ならん? 2009年08月18日

こんにちは、PDR米澤です。

今回も唐突ですが、先日実際にあった個人的なエピソードをご紹介したいと思います。

今回は私の自転車がネタになって見知らぬ方から話かけられた事から始まりました。

 

というのも私は車があまり好きではなく、基本的に電車と愛用の折りたたみ自転車(rise und muller社のBD-1という自転車でとても速いです)で移動しています。

近場はなるべく自転車で済ませ、少し遠出をする時は自転車を袋に入れて電車に乗り、降りて袋から出してまた自転車で移動する事が多いです。

ただ、そうしたスタイルはあまり一般的ではないようで、駅で袋から自転車を出して組み立てていると物珍しく見られる事が多いのですが、先日も興味深そうに見られていた年配の男性から声をかけられました。

 

「兄ちゃん、なんか高そうな自転車乗っとるな」

「そうですね。ただ、僕は車に乗る代わりにコレに乗ってますから車に乗るよりは安いと思って乗ってます」

「そうか、ウチの40歳の息子も最近ネットで8万くらいの自転車買ったんだけどな。部品が壊れたりしてコレがまた良くないんだ」

「8万もしてですか?それはおかしいですね」

「ネットで買うっちゅーのが俺はわからんのだ。自分で見た事も触った事もないようなモノを買うというのがいまいちピンとこん。昔の通販みたいで信用ならん」

「そうですね。僕もCDくらいは買いますけど、あとはやっぱり自分の目で確かめたいので基本的には店舗で買います」

「そうだろ。まあ、俺は昭和7年の生まれだから感覚が違うかもしれんが…ともかく、戦争を経験した者として言いたいのは今の若い人には豊かさを楽しんで欲しいって事や。今は時代が違うで俺達の時代の慣習を押し付けるのも無理な話だでな」

 

などとやり取りをして別れてから自分でハッと思ったのは、よくよく考えてみると自分自身あまりネットショッピングや通販を利用していないという事です。

普段とは逆の消費者の側から通販を見ると、私がアナログ派の戦後チルドレンということもありますが、通販会社に勤めていながらヴァーチャルな相手をあまり信頼できていないという矛盾。

恥ずかしい限りですが、今の私には自分自身の矛盾を説明できません…

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8月の1冊 2009年08月11日

悪人正機こんにちは、PDR米澤です。

8月も半ばになってしまいましたが、今回は自称活字病の私米澤より、今月おすすめの1冊を紹介させていただきます。

このコーナーの第1回目にご紹介させていただくのは、吉本隆明(著)糸井重里(聞き手)による「悪人正機」という本です。

出版は2004年と古いのですが、世界同時多発不況とも言える現代にこそ、哲学や思想といった無形財産に価値があるのではと思いましたので、その中でも切り口が独特で、文量的にも読み易いコチラの本をセレクトさせていただきました。 

 

おおまかに本の内容を述べますと、聞き手の糸井氏が人生相談風にネタを投げて、吉本氏が思いっきり場外までかっ飛ばすイメージ。 

その中で私が個人的に面白いなと思ったのは糸井氏の「一流になるにはどうすればよいか?」という問いかけに対する著者の吉本氏の

「つべこべ言わずに10年続ければ、それはもう、確実にモノになるんです」という主張です。

才能云々を全く度外視したこの主張は一見奇異にも聞こえます。

ただ、ドラフト外で入団したものの、「才能が無い」と言われクビ寸前まで追い込まれた事もある現楽天の野村監督が野球を続けたことで、名選手、名監督になった様を見るとその主張はうなずける気がします。

 

「吉本隆明」と聞くと難解だと先入観が入りがち(実際難しすぎて他の本は読む気にもなれませんでした)ですが、この本は「吉本隆明」というステレオタイプなイメージを壊す。私達の日常的な価値観を壊すという意味でパンクであり、かつ読み易い分量になっていますので、気になる方は是非一度手にとって読んでみてください。

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価値観の見える化 2009年08月04日

こんにちはPDR米澤です。

唐突ですが最近、ファッションは「価値観の見える化」だと思いました。

昔「人は見た目が9割」という新書がベストセラーになった、アルバート・メラビアンの法則が云々という話とは全く関係がありませんが、私が「Body & Soul New York Cityと書かれたTシャツを着てみたところ、そこから友人ができた事がその考えのベースになっています。
 
Body & Soulとは?
90年代後半に日本で活躍したアイドルグループSPEEDのヒット曲ではなく、1996年よりFrancois K.、Danny Krivit、Joe Clausellの3大ハウスDJによって、ニューヨークのクラブ Vinylで行われたパーティー
 
ここでのポイントは「Body & Soul」というメッセージの内容より、価値観を見える様にするという点です。
つまり、本来は目に見えない価値観(Body & Soulが好き)を可視情報に起こす(Body & Soulと書かれたTシャツを着る)事によって、他人に自分の価値観が見えるようになる
こうすることで、「Body & Soul 若しくはそれに派生するものに興味がある」という私との共通項を持つ赤の他人(36歳男性)から「君Body & Soul 好きなの?」と話かけられ、会う頻度こそ多くないものの音楽情報を交換する仲になりました。
 

あの時Body & SoulのTシャツを着ていなければ、こうして新しい繋がりが出来る事もなかっただろうなと考えると、私の中で以前は単なる着るものでしかなかった服がコミュニケーションツールに変わった気がします。

かと言って明日はエヴァンゲリオンのTシャツを着て、明後日は矢沢永吉さんのTシャツを着て…といった事は決してしませんが、あからさまなものを着てしまうと奇異な目で見られるかもしれませんので、わかる人だけにわかる暗号的(Body & Soulも100人に1人も知らないはず)に服を着てみると面白いかもしれません。 

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ブログコンテンツ 2009年07月28日

こんにちは、PDR米澤です。

大まかに今後のブログの内容が決まりましたので、報告させていただきます。

あくまで現時点の予定ですが、

 

  • 「米澤のおススメ書籍紹介」
  • 「メルマガバックナンバー紹介」
  • 「PDR新聞バックナンバー紹介」

 

の3つの内容でブログを更新していきます。 

自称活字病の私米澤がジャンルレス、ボーダレス、エイジレス。つまりLess Is More(?)な視点でセレクトした書籍に加え、お客様からご好評いただいている弊社メルマガコラム、お客様にお届けする商品に同封させていただいているPDR新聞のバックナンバーから皆様の生活にちょっとしたスパイスを加える様な情報が提供できればと考えております。

毎週更新していく予定ですので気晴らしにのぞきに来てください。

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ハジメマシテ 2009年07月23日

みなさん、はじめまして。

本日より弊社HPのブログを担当させていただく事になりました、PDRの米澤と申します。

今回は初回の更新ということで、私の自己紹介をさせていただきたいと思います。

ということで、さっそく…

 

名前:米澤彰太(よねざわしょうた)

出身:岐阜県岐阜市(長良川という川がキレイな街で育ちました。得意科目はバーベキュー)

年齢:25歳(長野県の信州大学を卒業して入社3年目です)

所属:品質管理(主に商品の検品などをしています)

趣味:読書(とは言っても雑誌が多いです。休刊したEsquire、広告批評、スタジオボイスが好きでした)

    音楽鑑賞(Perfume、Jaco Pastrius、Madlib、ユーミン、Jose Gonzalez…色々聴きます)

    フットサル(メタボ解消のために週2回くらいのペースでやっています)

 

…と趣味のスペースが多くなってしまいましたが、その他に私の特徴をあげるとすれば「老け顔」でしょうか。

高校2年生の時に床屋で「坊主にしてください」とオーダーしたら「お仕事に支障はありませんか?」と真顔で返された事があり、ショックを受けた記憶があります。

こんな感じでよくわからない自己紹介になってしまいましたが、また定期的に更新していきますので、今後ともよろしくお願い致します。

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