いくつになっても惑う? 2021年07月30日

こんにちは、広告部のジンシャン(38歳男性)です。

先日、健康診断の結果が返ってきました。
今年も特に異常無しの結果だったので、ほっと一安心です。
去年の結果と比べて、特に大きな変化も無いようでした。
ただ当たり前ですが、確実に毎年1歳ずつ増えていき、
40に近づく年齢を見ると、
私の中にある「あの問題」について考えてしまうのです。
それは、「四十にして惑わず」問題です。

 

かの有名な孔子が晩年に残した有名な言葉で、
「40歳になって、道理も明らかになり自分の生き方に迷いがなくなった」
というような意味だそうです。

20代の社会人時代に誰かから聞いて、何故かずっと頭に残っていたこの言葉。
当時私は「まぁ40歳になれば、家庭も持って、仕事も安定して、
そんな風に思ってるのかなぁ」くらいに考えていました。
30歳を迎えた頃、「三十にして立つ」問題は、
なんとかクリアできたと思っていました。

ただその頃から
「本当にあと10年で『惑わず』なんて言えるの?無理でしょ!?」と思い始め、
この頃から「四十にして惑わず」問題が、
事あるごとに脳裏をよぎるようになりました。

 
20代は、留学、転職など住む場所、働く環境など色々経験してきました。
やりたいと思った事は迷わずやってきたつもりです。

それでも、40歳になって、
自分の生き方に迷いがなくなったと言えるかと問われると、
「NO」と言える自信があります。

 

朝食はパンにするかご飯にするか。
パンに何をのせるか。何を着るか。
今日は横断歩道を白だけ踏んで渡るか、黒にするか。
電車に乗る時、右足から乗るか、左足からにするか。
毎日迷いまくりの連続です。(笑)
ただ、最近になってようやく、歴史に残る偉大な人と自分を比べる必要ないなと
思えるようになりました。
そういう意味では少しは迷いがなくなったのかもしれません。

 

自分は自分。孔子の境地とは遥か遠いレベルですが、
せめて40歳を迎える頃には「少しは落ち着きのあるおじさん」になれるように、
またくだらない選択で迷っている自分を愛せるようになりたいと思いました。

 

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