平和のありがたさ 2020年08月07日

こんにちは。

コールセンターのキノピーです。
※スタッフの名前がニックネームになりました。

少し前に、子どもを連れて名古屋市の東山動植物園へ行ってきました。
イケメンゴリラの「シャバーニ」がいるところ、
といえばご存知の方も多いかもしれません。

 

ゴリラやチンパンジーの他にも、
ゾウ、コアラ、ライオン、ペンギンなど約500種の動物たちがいます。
子どもはゾウが大好きなので、「ぞうさん、おーい!」とはしゃいで大喜びでした。
今回は、そんな東山動物園とゾウの関わりについて少しご紹介したいと思います。

1937年(昭和12年)、サーカスから譲り受けた4頭のゾウが動物園にやってきました。
サーカス仕込みの曲芸を披露し、すぐに人気者になったそうです。
しかし、戦争がはじまると、餌の確保も難しくなり、餓死したり、
危険だからと毒殺された猛獣もいたそうです。

戦前には1000点近くいた動物たちが、
終戦時にはたった22点になっていたそうです。
ゾウも軍から処分を指示されたものの、
関係者の必死の努力で、2頭だけ生き延びることができました。
終戦後、日本でゾウを見られたのは東山動物園だけでした。
全国の子どもたちが「ゾウ列車」に乗って見にくるなど、人気者となり、
動物園の復興を支えたそうです。

現在、動物園にいるゾウは、当時のゾウと関わりがあるわけではありません。
それでも、東山動物園でゾウを見ると、平和のありがたさを改めて感じます。
動物園の展示でも、上記の経緯が詳しく紹介されていますので、
ご興味のある方は、
新型コロナウイルスが落ち着いたら、ぜひ一度足を運んでみてください。

 

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