親切心

こんにちは、本日はシステムの長谷川がお送りします。

 

現在、私は健康のため電車通勤をしているのですが、その電車の中で起こった心温まる出来事をお話したいと思います。

 

いつも通勤電車は、ほぼ満員の状態です。その日もいつものように満員電車に揺られていました。

私の前の座席には、男子高校生が2人座っていて、1人はいわゆる不良っぽい子、1人は生徒会長にでも立候補しそうな、いかにもまじめそうな子で、お互い同じ制服を着て居ましたが、友達というわけではなさそうでした。

ある駅で、荷物をいっぱい抱えたおばあさんと子供が2人、大変そうに私の横に乗ってくると、それを見たいかにも不良っぽい子がおもむろに立ち上がり、「ばあさん、ここに座れよ!」と席を譲ってあげていました。

その行為だけでも、「おぉ、なかなかいい子じゃん!」と感心をしていたのですが、席を譲られたおばあさんが一緒にいた子供に「私はいいから、あなた座りなさい。」と言って席をゆずってあげているのを見て、先ほど席を譲った不良っぽい子が、隣に座っていたまじめな子に向かって、「お前も席を譲れよ!」と言って、おばあさんのために席を譲らせていたのです。

その高校生たちが電車を降りる際に、おばあさんがお礼を言っているのを、照れくさそうに片手だけあげて返答していた、不良っぽい子に、私は心の中で拍手喝采を送っていました。

 

最近の若いもんはどうなんだと、おやじ目線で見ていた自分の考え方を、ちょっと変えようと思った出来事でした。