三冠王の思い出

本日のブログは物流部山本が担当させて頂きます。

先日、中日ドラゴンズ元監督の落合博満氏の著書「采配」を読みました。
立ち寄った書店で、落合氏の写真が大きく載ったこの本を見た瞬間に妙な懐かしさを感じ、思わず手に取ってしまいました。

私が小学生だった頃に、三冠王・落合選手は中日ドラゴンズに入団し、その後読売巨人軍へと移籍しました。
大の中日ファンだった父は中日から巨人に移籍した落合選手に妙な憤りを感じていて、
落合選手が中日戦でホームランを打つたびにテレビの前で荒れていました。
(当時は私の父に限らず、私の周りの中日ファンは同じような行動をしていたように思います。)

そんな父と小学生の頃に一度だけキャッチボールをしたことがあります。
父はすべて全力投球で、その直球は微妙にシュート回転していたので取るのに苦労しました。
初めて大人が全力で投げたボールを取ったその感触は今でも忘れられません。

また、当時の父はおなか周りと二の腕だけが太いという体型で、
それが名古屋球場時代の落合選手の体型とオーバーラップし、そこに野球がらみの父との思い出が
ミックスされ、私の中で落合氏と父はすごく似た人として認識されています。

昨年までは中日ドラゴンズの監督として、落合氏をテレビやナゴヤドームで見かけることがあり、
その度に心の中で「親父!がんばれ!三冠王!」と応援していました。
そんな落合氏が中日ドラゴンズを去ってしまい、例年以上に寂しい野球のオフシーズンを過ごす今日この頃です。