チョコレート販売の思い出

こんにちは。オンライン課のアベンヌです。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。

バレンタインデーが過ぎ、次はホワイトデーの時期がやってきますね。
私は学生時代、バレンタインとホワイトデーの期間中だけ、百貨店の催事場でチョコレート販売のアルバイトをしていました。

催事場にはお店のブースが所狭しと並んでいて、あちこちからチョコのいい香りが漂ってきます。販売員たちが試食やチラシを配ったりと、ちょっとしたお祭りのようで、みんな和気あいあいと楽しんで働いていました。

そんな楽しい空間で起きた、ちょっぴりヒヤッとした思い出話をお話しします。
私が働いていたのは、大阪の某有名百貨店で、バレンタインの時期は特にたくさんの来場者がいたため、知り合いがお客さんとして偶然来店することもよくありました。

ある日、高校の同級生Aくんが、私が働いていたブースにたまたま来てくれました。
Aくんは彼女と一緒に来ており、少し照れくさそうにしていました。
「カップルでチョコを買いに来るなんて微笑ましいな」と見ているこちらまで幸せな気分になったことを覚えています。

そして翌年のバレンタインの時期。
同じ店で働いていた私の元に、またもAくんが彼女とやってきました。
Aくんは意図してたどり着いたわけではなさそうで、私を見つけて驚いていました。
「Aくん久しぶり!去年も・・・」
来てくれたよね!、と声をかけようとしたその時、Aくんの何かを訴えかけるような眼差しに気づきました。
異変を感じ、Aくんの隣にいる彼女をよく見ると、去年とは違う女の子だということに間一髪気がつきました。

ここから私の脳みそはフル回転。
そういえば風のうわさでAくんが彼女と別れたとか聞いたような。
ということは目の前にいる女の子はきっと新しい彼女だ。
「去年も来てくれたよね!」なんて口を滑らせた日には、せっかくの楽しいデートが台無しになってしまう!

なにか言葉を絞り出さねばと思い
「去年も・・・私ここで働いてたのよ!」
唐突な自己紹介に着地。
彼女はきょとんとしていましたが、Aくんには私の渾身の気遣いが伝わったよう。
異様に大きな「え!そうなんだ!」が返ってきました。

同じデートコースを使うにはあと一歩根回しが足りないよAくん!
と心の中で突っ込んだ1日でした。

※写真は今年私が買った自分用チョコです。
Aくん元気かな?と懐かしいアルバイト時代を思い出しつつ美味しくいただきました。

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