Chatbot(チャットボット)をご存知ですか?

今回もシステムの長谷川から最新のコンピューターの世界についてお届したいと思います。

 

現在コンピューターの世界で話題になっているAI(人工知能)については何度かブログでも書いてきましたが、今回は「Chatbot(チャットボット)」についてお話ししたいと思います。

 

「Chatbot」とは、「Chat」と「bot」を組み合わせた言葉です。
単に言うと人工知能を利用した「自動会話プログラム」のことで、対話型AIとも言われています。
一番有名な例は、iPhoneに搭載されている「Siri」などで、機械(Bot)に話しかけ(Chat)すると、その意味や意図を理解し、相手が求めていることを即座に回答するプログラムの総称です。

 

このChatbotが「第4の産業革命」と呼ばれIT系の大手企業が我先にと開発競争を繰り広げているのです。
マイクロソフト3代目CEOとなったサティア・ナデラさんは、Chatbot講演会にて次のように発言しています。
「(Chatbotは)コンピュータに対するアクセスを民主化するものであり、私たちが住んでいる世界を大きく変えることができるわけです。いずれ、全てのビジネス、全ての製品、全てのサービスが、botのようなインタフェースを介し、人間の言語で会話できるようになる世界が来ます。こうした技術は4度目の産業革命を起こし、エンジニアたちがこれから先の経済を変えていけるのです」

 

なぜChatbotがこれほどまでに騒がれているのか、簡単に説明します。
通常、インターネットショップなどで商品を購入する際には、まず自分がほしい商品を検索して、その商品を注文するのが一般的です。
しかし、Chatbotが利用できるようになると、「○○を次の日曜日までに△個買っておいて。」とChatbotに話しかければ、Chatbotが自動的に商品を検索し、必要な個数を注文してくれるといったことが可能です。
しかも、更に発展すると、過去の購入履歴からいつも購入している商品について、「いつも利用している〇〇商品が、△日頃には切れそうなのですが、注文しておきますか?」といった問いかけまでしてくれるようになります。
これにより、ユーザーが商品を購入する行動がとても容易になってくるのです。
これが、多くの大企業がChatbotの開発に必死になる大きな理由だと思います。

 

今コンピューターの世界では、「第4の産業革命」と呼ばれ、日々劇的な進化を遂げています。
昔映画やテレビで見ていた、アンドロイドが家事をこなし、自動運転自動車でお出かけをするなんて世界が、もはや夢ではなくなってきています。
1976年にスティーブ・ウォズニアックがパーソナルコンピューターと呼ばれる「Apple I」を初めて作ってから、たった40年ほどで人工知能が現実味を帯びてきた。まさにビックバンが起きているといっても過言ではないと思います。
これから先、このような産業革命がどれほど進んでいくのか、個人的にはとても興味があります。