37年後の卒業式

こんにちは。本日は趙航がお送りします。

 

叔父が先月仕事を引退しました。62歳です。叔父は田舎で小さなクリニックを開業していたので、会社で定められた定年はありませんが、目が悪くなりCTの写真が良く見えなくなったということで、62歳の誕生日で引退すると決めたそうです。(ちなみに、中国では男性が60歳、女性は55歳で定年です。)

 

私が小学生のときに、叔父の家で過ごした夏休みは最高でした。
叔父が壊れた網戸の網をはずしてくれて、それを持って従妹と一緒に近くの川に魚を捕まえに行ったり。叔父と一緒に山へ遊びに行き、落ちている動物の糞を見つけたときは、それが馬のなのか、羊のなのか、牛のなのかを教えてくれたり。

都会のマンションで暮らしていた子供の私にとって、叔父は何でも知っていて、何でも出来るすごい人でした。
そして迎えた退職の日に、叔父が家族にメールで送った一言。
「37年間、仕事を通じてたくさん勉強させていただいた。今日は卒業式。これからはどうなるか、楽しみにしている。」

叔父なら、きっと引退後も楽しく、かっこよく過ごせると思います。
お祝いは、何にしようかなぁ~