おっちゃん

こんにちは、グローブ担当の小野です。

 

先日実家に帰った時の話です。

僕の実家は滋賀県の片田舎にあります。8月31日は、僕の実家がある地区では「灯明祭」という収穫祈願のお祭りがあり、その日は子供達が火を扱っていい日とされています。
子供達はこの日、昼間には爆竹をしたり、夜には手持ち花火をしたり、吹上花火をしたりします。僕も子供のときにはこのお祭をすごく楽しみにしていたのを覚えています。

今回帰省した僕は懐かしくて、同じく帰省していた弟とそのお祭を見に行きました。童心に返り爆竹で遊んでいると、「おっちゃん、おっちゃん」と呼ぶ声が。
僕はまさか、自分のことを呼ばれているとは思わず無視をしていると、今度は手をつかんで「おっちゃん!」と呼ぶ子がいます。
「おっちゃんじゃなくてお兄ちゃんやろーが!」と言いたいのをなんとか堪えて
「どうしたん?」と答えると、焚き火をしたいけど火の起こし方がわからないとのこと。
昔このお祭のときによく焚き火をしていた僕は、現代っ子に焚き火の仕方を教えてやろーかと思いそこから焚き火指南のはじまり、はじまり。

最初は火がつきやすい小さい枝を拾って来いとか、風の通り道を作って空気が入るようにしろとか指示すると、子供は素直!言った通りに走り回ってくれ、見事火を起こすことが出来ました。
その後、「おっちゃん、すげー」とお褒めの言葉をいただき、機嫌を治す25歳の「おっちゃん」なのでした。