百人一首

 こんにちは!
本日のブログは入社1年目の櫻井がお送りいたします。

 

皆様、お正月ボケは抜けられましたでしょうか。

 

お正月、私は実家に帰って家族で百人一首をして遊びました。
上の句を読まれたら、下の句を思い出してとらなきゃいけない・・・。
普通のかるたと違って、札には字しか書いてない・・・。
難しい!つまらない!!―と感じる方もいらっしゃるでしょうが、やってみるとメチャメチャ楽しいんです。
記憶力と集中力と瞬発力を競い合う競技です。ハマります。

 

自然を詠んだ句は、情景が目に浮かぶようです。「嗚呼、綺麗だ」と思います。
恋を詠んだ句は、きゅんっとくるものもあるのですが、私からすると大半は「気持ち悪い」「暗い」「しっかりしろ!」と言いたくなるようなものです。
昔は夜に男性が女性のもとへ通い、女性は心開くまで逢瀬を拒むという文化がありましたので待つ女性が「ねぇどうして来てくれないの?待つ身にとって夜がどれほど長いか想像できて?」とか、拒まれた男性が「一人で寝るのは寂しいよー。死んじゃうよー。」とか言う句が多くあります。
句が読まれるとパシッ!パシッ!と取るわけですが、面白すぎて一言申さずにはいられません。

 

妹「あしびきの~、山鳥の尾の・・・」(一人の夜は長くて辛いよぅ)
母「一人で寝なさいっ!」パシッ
私「この人たち働いてないから、寝る前に一発運動しないと眠れないんだよ」
母「なるほど・・・」
父「文化が発達する時代だよなぁ」
妹「つぎ読みますよ!」

 

家族で百人一首というと優雅な家族を想像されるかもしれませんが、実際はこのように下衆な話をしています。

 

百人一首で遊ぶには最低3人必要なのに、なかなか一緒にやる人が見つからなくて残念です。今から来年のお正月が楽しみです。実家に戻って百人一首がしたい!

では最後に好きな句を二つ・・・
自然の句より
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
(秋風に雲が吹かれ、その隙間から洩れる月の光ってばなんて美しいんだろう)

恋の句より
忍ぶれど 色にいでにけり わが恋は 物や思ふと 人のとふまで
(隠してるつもりなのに 恋心は顔にでちゃってるみたい 
  お前好きな人がいるんだろって 聞かれちゃうくらいなんだもん)