名古屋弁

こんにちは。
今回はシステムの長谷川がお送りします。

 

私は生まれも育ちも生粋の名古屋人なので、名古屋弁が出てしまいます。
しかし、名古屋弁だと認識していなかった言葉が実は名古屋弁だったということにびっくりしたので、その時のお話をさせて頂きます。

 

先日家族で買い物をしている時に休憩に立ち寄った喫茶店での出来事です。
店員さんがお客様を探していたらしく、店内で
「○○様、みえますか?」と店内を回っていました。
私は特に気にも止めなかったのですが、栃木出身のおじいちゃん(嫁のお父さん)が私に
「あの店員さんは何が見えるんだ?」
「それとも、誰に○○さんが見えるか聞いているんだ?」と、

とても不思議そうに聞いてくるのです。

 

「あれは、○○さん、いらっしゃいますかっていう意味ですよ」と私が説明したところ、

おじいちゃんから
「名古屋弁はよくわからん」と言われて、初めて気が付きました。

 

名古屋では、「○○さんいらっしゃいますか?」という意味を「○○さん、みえますか」と普通に使います。
早速ネットで検索したところ、名古屋人が標準語だと思って使っている名古屋弁の代表例として記載されていました。自分が名古屋弁だと認識していなくて、他県に行ったときに知らないうちに恥をかいていたのかもしれません。

でも私は名古屋人です。
この言葉が名古屋弁であると認識した上で、名古屋人であることを誇りにしてこれからも堂々と使っていこうと思いました。

 

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名古屋弁の豆知識・・・・
名古屋弁の有名な「えらい」の三段活用をご存知ですか?
名古屋弁では「えらい」という言葉を三種類の意味で使用します。
一つ目は、「偉大な」「偉い」という意味(これは一般的な意味)
二つ目は、「すごい」「沢山」という意味
     「どえりゃ~」「えりゃ~」などと変化することが多い
三つ目は、「疲れる」という意味
     「えりゃ~でかんわ(疲れるからいやだ)」などと言うことが多い
この3種類の意味があります。
それぞれイントネーションに区別はありませんので、意味の判断は前後の文脈で判断するしかありません。

 

極端な使用例)
「えりゃ~人になると、どえりゃ~、えりゃ~でかんわ」
意味
「偉い人になるとすごく疲れるよ」

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とっても不思議な名古屋文化です。
機会があれば、是非一度触れてみてください。