制作の竹内が悩んでいます。

社内教育の一環で、講師の方を招いて様々な勉強会を行っています。
先生からの問題
「息子が数学のテストで70点を取りました。あなたは息子になんと言いますか?」
私、すぐに中学3年の息子をイメージして「でかした!」と言うだろうと考えていると、隣で今年秋に入社した「趙(チョウ:薬学部出身)」が「そのテストの満点は何点?平均点はいくつ?」と先生に質問しています。物事は、分母や基準が有って初めて評価ができる、という例です。

 

歯科材料にもJIS規格が定められた材料が数多くあります。
規格が定められた商品は数字で管理されているので比較的評価は簡単です。(最初に規格を作った方は大変だったでしょう)

 

しかし、例えばこれが「サービス」ならどうでしょう?マクドナルドと牛丼の吉野家、「サービス」という観点で考えた場合にどちらが上なんだろう。国際基準はないので、自分で決めることになります。飲食店ひとつとっても、味、価格、接客態度、メニュー数、営業時間、店舗数、従業員の平均年齢、株価、福利厚生などなど、探していくと数限りない判断基準や観点があります。
飲食店の場合は味が一番の基準となるのでしょうが、例えば同じ料理でも「高価で旨い」と「安価だが味はそこそこ」をどうやって評価すれば良いのか?評価する方の経済状態なども大きく影響します。

 

飲食店は一つの例ですが、私、仕事でこの年になって物事の基準を定める事ができなくて苦労しています。恥ずかしい話ですが…

 例に戻って飲食店。何を基準に評価するかを考えると、私は「雰囲気」が一番簡単なのかなと考えます。
働く職場の雰囲気が良ければ接客態度も向上する。提供時間も早まる。回転率が上がり売上向上。
利益率改善、顧客ニーズの把握、福利厚生充実などなど、マイナス点を生む要因は考えられません。安直かも知れませんが、やはり雰囲気は評価、基準の中でも重要なファクターになると思います。

 

今年も残りわずかとなりました。「ピーディーアールってなにか解らないけどいいよね」とお客様に言われるよう来年も頑張ってまいります。また低迷している我が家の雰囲気も来年こそ向上させたいと思います。
 

本年度竹内最後のブログでした。1年間ありがとうございました。