営繕日記「階段木調化」

今回の営繕日記は、鉄製階段の木調化についてです。

P.D.R.の社内には階段が2カ所あります。もともと倉庫だった建物を改装して社屋としていますので、階段は2カ所とも鉄製です。そのうち1カ所はすでに鉄の上に木材を固定し木調化していますが、もう1カ所の階段は鉄製のままでした。

鉄製の階段は滑りやすいため、安全対策の一環として滑り止めをつけようとしましたが、金属の上に直接設置するのは困難でした。そのためもう1ヵ所も木調化しようという事になり、作業が始まりました。作業前に階段を点検すると、溶接が取れてしまって危険な箇所があったので、そこは専門業者の方に溶接してもらいました。また、階段の左右にはもともと鉄製の手すりがあったのですが、壁と手すりの隙間が狭く、使いづらい構造だったので、これを機に付け替えようと一旦撤去しました。

そして、作業中もこの階段は使用するので、まずは新しい手すりを片側だけ設置しました。ホームセンターで手すりは簡単に手に入ります。サイズはどこの店でもだいたい決まっており、多くの人が利用する建物の手すりの太さは直径40mm、住宅などでは34mm。ホームセンターで販売されていた物は34mm。そのサイズにあったジョイントパーツやステーなど数多くのパーツも取りそろえられています。今回は停電しても手すりの位置がわかるように、手すりの上部に蓄光素材(光を蓄えて暗い時に光る素材)のラインが入った手すりを選択しました。

 

さて、ようやくメインの木調化に入っていきます。
まず階段のサイズを測り、ホームセンターで木材を購入し、加工に入ります。鉄の上に板を固定するのですが、写真のように鉄板にはボルトが出ています。

ここに当たる部分は板を削らないと鉄板と板の間に隙間ができてしまいます。そのため、ボルト部分が当たる箇所をノミで削ります。

ボルトは踏み板部分と側面部分あわせて102箇所あったのですが、1つ1つノミで削りました。最初は慣れずに1カ所5分程かかっていましたが、途中から2分位で仕上げる事ができるようになり、通りかかる従業員からも「職人みたいだね~」と声を掛けられました。

次に、最初の1段目にできてしまう段差(2cm)対策として、木を削ってスロープを作ることにしました。まずやすりで削ってみたのですが、開始5分で腕がパンパンに。何か良い手はないかと考えた結果、カンナを使ってみることにしました。

初めてカンナを使用したのですが、まるでかつお節のように、すごくきれいに木が削れます。

使ううちにコツもわかり、今回の作業を通じてまたひとつ良い道具と技術を手に入れました。無事にスロープが完成し、なめらかな移行部分が作成出来ました。

次に木材をはめ込んでいきます。

鉄製の階段と木材両方にドリルで穴を開け、木材をボルトで固定します。さらに床面と側面の継ぎ目部分には巾木を付けて継ぎ目部分を隠します。

全ての木材を設置終えたのがこちら。

次に、向かって右側の手すりを設置するのですが、階段上部は手すりの支えを設置する場所が無いため、柱を作ることにしました。柱は元々あった鉄製の柵を支柱にし、周りに木材で囲うようにして作っていきました。写真のこげ茶色の木材は、ホームセンターで在庫処分の床材を200円で入手し貼り付けました。

上手く手すりの支え部分と手すりも設置できました。これで木材は全て設置できましたが、床板と側面の間に隙間が空いてしまっています。

後でここに滑り止めを設置するのですが、隙間があると滑り止めを板に固定するビスが留まらなくなってしまいます。そのため、隙間をパテで埋めていきます。

パテが完全に硬化するまで1週間経過させた後、滑り止めを設置します。

これで階段木調化作業は完了しました。

時間が空いた時に少しずつ作業を進めたので1ヶ月位かかりましたが、延べ日数で計算すると5日くらいの営繕活動でした。これでスタッフみんなが安全に上り下りできるようになりました。

 

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