「”アナハイ”な記憶」

こんにちは。商品部のジンシャンです。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。

「穴があったら入りたい(略してアナハイ)」とは正にこのことだ!!と思うような体験は、誰でも1つや2つあると思います。道を歩いているとき、電車に乗っているとき…ふとした瞬間にそんな記憶が蘇って思わず叫び出したくなるのを我慢したこと、一度くらいはありませんか?

私の人生で一番最初の「”アナハイ”な記憶」は小学1年の授業中、先生に向かって大声で「おかあさん!」と叫んでしまった瞬間です。先生が母に似た小柄な女性だったからでしょうか。ちなみに、こんな時の良い対処法は、「お母さん」の後に続いて、「…お父さん、お姉ちゃん、お坊さん。仲間外れはだーれだ?」と言うことだそうです。

先日の出来事です。私は週末に子供が通っているサッカー教室のお手伝いをしているのですが、普段練習している小学校で集合し、6kmほど離れたサッカー場まで走って行くことにしました。不満を言いながら走り出す子どもたち。親御さんたちは子供の荷物を車に乗せ、先に練習場に向かいます。6kmくらい楽勝だろ!と子どもたちを叱咤しながら、ランニングはスタートしました。

走り始めて間もなく私の左膝に激痛が走ります。前日のサッカーの試合で酷使しすぎて、既に満身創痍でした。自然な流れで先頭は別のコーチに任せ、最後尾の子を見守る役割の獲得に成功した私は、心の中で「もっとゆっくり走れ!ゆっくりでいいんだよー!」といつもより軽快に走る最後尾の子を呪い、毎回交差点が近づく度に「赤信号よ、来い!」と願いを込め、必死に食らいつきました。走り始めて20分、アドレナリンが出始め、何とか痛みが和らぎ完走できました。「あれだけ子供たちに啖呵を切って、自分が走れなかったら”アナハイ”だったなぁ」と思ったものの、よく考えたら最後尾の子に呪いをかけるように祈りながら走っていた自分の精神状態を思い出し”アナハイ”状態になりました。
人は忘れていく生き物と言いますが、忘れたくても忘れられない”アナハイ”な出来事は、せめて他人に話してクスりと笑ってもらえたら救われるなぁ、と思いました。
ちなみに、痛みはサッカー場に着いたらすっかり消え、青空の下楽しく練習できました。

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