価値観180度大転換。
スイッチ押され
バリキャリモードに?
商品部 販売企画課 アシスタントマネジャー
A.K.
2018年入社(中途)
2016年入社(中途) 薬学部 卒
薬剤師資格を持つ。大学卒業後、ドラッグストアや調剤薬局で薬剤師として18年勤務。一般企業で、薬剤師以外の業務にチャレンジしたい! と転職を決意。長年患者の声に向き合い培ってきた傾聴力を武器に、現在は頼れるマネジャーとして活躍中。
……という勢いでホントに飛び出しちゃったんです。当時の私の頭の中は「薬剤師の業務以外のこともやってみたい」、それだけ。薬剤師一筋でやってきたものですから、一般企業の仕事なんて何もイメージがつきません。だからこそ怖いもの知らずでこの会社に飛び込めたのでしょうね。
何もかも新鮮でした。資料作りも、みんなで商品や事業についてミーティングをすることも。薬剤師の業務しか知らなかった私に全部イチから教えてくれました。できていないところがあれば「報連相が足りていない」「これはまずこの部署に情報共有しないと」「この対応はまずい、こうすべき」と周囲からズバズバ指摘されるので、理解して自分で行動できるようになるのに必死でした。けれど、本当にありがたかったです。自分の提案が実際に動き出す喜びも知りました。
最初に担当した薬事の業務は、取り扱い商品や表記が薬事法に即しているか否かをジャッジする仕事でした。商品サンプルの配布についてチェックしていた時に、ふと今までのやり方とは違う、薬事法に即していてお客様に喜ばれる方法を思いつきました。それを提案してみたらなんとOK。お客様のもとにその方法で届けられることになりました。自分の提案が会社の利益に繋がるって嬉しいものだなあとしみじみ。ルールに則り正しく完遂することが100点という世界に身を置いていた私にとって、新たな扉を開いた気持ちでした。
その扉の先には、初めて遭遇する迷いや戸惑いもありました。特に、人を育てること。言うべきことは言わないといけないし、でも言いすぎたら可能性を摘み取ってしまうかもしれないし。このバランスがいまだに難しいのです。現在の私は薬事品質管理課のマネジャーで、部下もいます。彼らの道標になりたいと思っているのですが…品質不良にどう対応するかのジャッジ一つとっても、伝えたつもりが全然理解されていないこともしばしば。どうしたら伝わる? どう教えたらいい? 自分の言動は正しかった? 帰りの車で1人、ぐるぐると考えを巡らせる日も少なくありません。
私は40代で全く新しい環境に飛び込みました。いわゆる普通の社会人に求められる能力も、仕事への姿勢も、とても成長したと思います。そして今、この道に進んでよかったと思っています。上司に怒られたから反省したし、上司に背中を押してもらったから続けてこれた。この恩を私のところで止めてはダメ。そうですよね? 今、部下の指導に悩んだり迷ったりしていることも、きっとまた新しい扉に繋がっていくはず。そんなポジティブな気持ちで取り組んでいきたいと思います。
COMMENT
入社当初のY.T.さんは、未経験ながらも薬事法を正確に瞬時に理解し、その上で新しい仕事をサクサクこなしていました。前職で店長経験もあったことから、試用期間を終了してすぐにマネジャーに抜擢されましたね。薬事申請書類の作成や公的機関への問い合わせなどもスムーズで、どちらかというとクールに静かに、仕事をササッとすすめるタイプでした。それなのに、最近若手の部下が一気に増え、クール路線だったのに情に熱い路線に変更? と思うほど、親身に部下たちの相談に乗ったりしています。その変化に嬉しい驚きを感じています。はたから見ていても、今のY.T.さんはなんだか楽しそうですよ。