価値観180度大転換。
スイッチ押され
バリキャリモードに?
商品部 販売企画課 アシスタントマネジャー
A.K.
2018年入社(中途)
2020年入社(再入社) 外国語学部 卒
得意な中国語を生かそうとP.D.R.に新卒入社。中国留学のために退職、その後電子部品メーカーで念願の海外駐在も経験し、自動車業界に転職。しかしいつも思い出すのはP.D.R.の楽しさ、人の良さ。もう一度ここで頑張りたい、と10年ぶりに再入社する。
P.D.R.に入社する多くの人が苦しむであろう最初の壁。それは「あなたはどう思った?」と問われ続けることだと思います。たとえばメーカーから1通のメールが届いたとします。その内容の意図は? なぜ今のタイミングでこのメールが来たと思う? どう返信した? その根拠は?……と、とにかく考えさせられるのです。僕は最初は「そう思ったから」としか言えず、自分の思考の浅さに悔しくなったものです。でも聞かれるから考える。すると商品や仕組みにどんどん興味が持てる。調べて詳しくなると改善したくなる。そう、仕事が面白くなっていくのはここからなんです。
新卒で入社したとき、上司に鍛えられながらがむしゃらになって新発売したマスクや滅菌バッグ(歯科器具を高温高圧で滅菌する際に入れる袋)には思い出がたくさん詰まっています。10年以上経った今でも「人気」マークがついて販売されているのを見るとなんだかニンマリ。では、10年経った僕はどうか? 久しぶりに戻ってきた僕に、懐かしい面々が言うのです。「昔の方がガッツいてた」「ホントのあなたはそうじゃないでしょ」って。そうでした、こうやってヒリヒリする言葉を突きつけられるのがこの会社だった……と妙に懐かしい気持ちに。この会社から離れている間に「無難に仕事をこなすこと」に慣れてしまったようです。一刻も早く、頭も体もP.D.R.モードに戻さねばなりません。
でも、ストレートに言われるのは嫌ではないのです。一見厳しいばかりの会社に見えるかもしれませんが、僕はそう思いません。多くの会社では、みんな自分のことだけで精一杯なんですよ。他人の仕事のパフォーマンスがどうだとか、あの人はつまづいてそうだから声をかけてあげようとか、わざわざ首を突っ込む人は稀。でも、この会社ではとことん向き合ってくる人がいる。相談すれば表面的なことではなく本質を問われる。手間と時間をかけて考えさせようとしてくる。僕が他の会社に属している時でさえ、社長も今の上司も同僚も何かと気にかけてくれて、話を聞いてくれていたのです。良い人でなければできません。
僕はそんなP.D.R.という環境で、僕が魅力的だと思う人たちとまた働きたくて、戻ってきたんです。
だからその恩に報いたい。僕はまた走り出します。この前、自分で見つけてきた海外メーカーに社長を連れて行きました。僕の通訳で商談し、最後は固い握手を交わして帰国。販売する商品も決まり、これから考えることも盛り沢山です。新商品を立ち上げるからにはお客様から愛される商品に育てたい。あぁこの感覚、やっぱり自分で開拓していくのは楽しいです。 この調子でかつての輝きを取り戻しますから、これからの僕に期待していてください!
COMMENT
君が新卒で入社してすぐ一緒に中国出張に行き、中国語も英語も話せない僕は君にベッタリ引っ付いていました。でも、もっと中国語が上手くなりたい、と弊社を辞めて中国に留学。その後も2社経験しましたね。2社目は上場企業でしたから、順調にステップアップしていると思っていました。でも2020年に弊社に戻ってきたら、すっかり大人しく、自分の意見を言わなくなっていましたね。「深く考えてから発言するようにしている、大人になった」と思っていたけれど、状況を加味してスピーディーに自分の考えをまとめる頭の使い方をしなくなっていたようです。
そこから2年。ようやく君の長所が戻ってきました。他社を経験したぶん今の仕事を楽しめているし、中国駐在などの経験も生きてひと回り大きく成長したようです。君にとっての「楽しい」がP.D.R.にあったからこそここに戻ってきてくれたし、楽しく真剣に働く最近の姿を見ていると、やっぱり君の働く場所はここだよな、と安心しています。部下ができたら、この仕事の楽しさを存分に伝えてください。僕は仕事を楽しむ人と一緒に働きたいからね。期待しています。