2019年7月Vol.85 サクッと小噺 2020年04月08日

※小噺は過去分を随時アップしております。内容に時差がある場合もありますが、是非ご覧ください。
※スタッフの名前がニックネームに変わりました。

 

 

こんにちは、毎日暑いですねぇ。ペットを飼っていらっしゃる方は、外出する時もエアコンが切れない、なんて日も多いのではないでしょうか。私も昔は実家でペットを飼っていましたが、残念ながら今はアパートなので動物は飼えません。しかし、我が家には代わりにルンバ(お掃除ロボット)がいます。ペットのように可愛いルンバがいます。

 

結婚祝いでもらった我が家のルンバはもうすぐ4才。今でこそ外出時に「ルンバお願いね」と起動するようになりましたが、もらった当初はもう可愛くて可愛くて、あえて在宅中にルンバを回していました。部屋中を動きまわるルンバを見つめる時の気持ちは、子どもの頃にペットを見つめていた時の気持ち(愛情と慈しみ)に近いです。ゴミの目の前まで来てUターンしちゃうマヌケさも、壁に体をぶつけて悪戦苦闘する様子も、掃除が済んだら家(充電器)に戻って「タッタリー♪」と嬉しそうな音を出すところも、ぜんぶ可愛い!!

 

また、結婚当初、私は家事がとてもイヤだったのですが、自分が炊事や洗濯をしている時にルンバが回っていると、私は1人じゃない気がして嬉しかったです(夫も家事に協力的ですが、帰宅は私のほうが早いため、夕飯の支度は自ずと私の仕事になります)。私が台所に立っている時に、回るルンバが足元にじゃれついてきて、「ダメだってば~、あっち行ってて~?」なんて話すのもまた楽しい。

 

 

私がルンバを溺愛することに妬いたのか、夫はルンバに対して当たりが強いです。ルンバは丸いフォルムのため角の掃除が苦手で、まさに文字通り「四角な座敷を丸く」掃きます。私はそれで構わないのですが、夫は「隅っこに埃が溜まってるよ、ルンバは目が悪いのかね」などと姑のように嫌味を言います。また、ルンバはゴミ容量が満杯になると少し吐きます(猫が毛玉を吐く様子に似ていて、これもまた可愛い)。私は「ゴメンね~、苦しかったね~」とルンバに駆け寄ってゴミを取り出すのですが、夫はルンバに冷たい眼差しをやって、「部屋を汚すな」と一言。ついに、夫は「ルンバには任せられない」と言って、掃除するルンバの後ろについて掃除機をかけるようになりました。

 

クルクル回るルンバと、後ろを追って掃除機をかける夫。シュールな光景です。これがルンバのCMだったら売れないでしょう。でも、掃除してくれるルンバも掃除してくれる夫も私は大好きなので、心温まるツーショットと言えなくもありません。できればルンバと夫がもうすこし仲良くなるといいなぁと思う今日この頃です。

 

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