2017年12月Vol.66 サクッと小噺 2018年06月13日

※小噺は過去分を随時アップしております。内容に時差がある場合もありますが、是非ご覧ください。

 

こんにちは、サクライです。気がつけばもう年の瀬ですね。早い…月日は走馬灯のように流れます。

あっ、走馬灯といえば!先日はじめて競馬場に行ってきました。私はパチンコも宝くじもやった事がないので、これが初めての賭け事です。ギャンブル☆デビューです。結果ですか? 1000円かけて、1920円ゲットしました。920円の勝ちです。ふふふ。

競馬のレースそのものは2分もありませんでしたが、レースの前が忙しかったです。まず、パドック(競争前の馬をぐるぐる歩かせて観客に見せる場所)で賭け馬の品定めをします。競馬に本気で挑む方々は、競馬新聞やプロの予想をもとにあらかじめ賭け馬を決めておいて、パドックでは本人(本馬?)を目で見て確認するだけのようですが、私はそんな事前情報を持っていません。パドックでイチから考えます。
   
 (ヒヒーンと嘶いて、後ろ足キックを繰り返す馬を見て―)
 元気はあるけど落ち着きが無い。レースでは空回りするだろう…。
 (舌をだらしなく垂らしながら、ずっと下を向いている馬を見て―)
 ダメだ、やる気ない。
 (真剣な目で、一定のリズムで歩く馬を見て―)
 良いかんじに集中している。太股とお尻の筋肉も申し分ない。
 キミいいねぇ!

パドックの前には電光掲示板があって、馬の名前・体重・オッズなどが光っています。オッズとは勝った場合の予想配当率です。オッズが2 . 50なら、100円賭けて当たれば250円です。オッズが200 . 88なら、100円賭けて当たれば20,088円です。オッズは、その馬に対する皆の期待値です(オッズが低いほど、賭けている人が多い)。自分のオッズが光る掲示板の前で品定めされる馬達も、なかなかシビアな人生です。

私は、まず本人(本馬?)の表情と身体から候補をしぼって、そのあとに掲示板を見てオッズがよっぽど高くなければ、その子に決めました。賭け方(1位を予想、3位以内を予想、1~3位を予想など)によって更に配当率が変わるのですが、私は1番かんたんな「3位以内」で賭けます。賭け馬と賭け方を塗りつぶしたマークシートで馬券が買えます。当たれば、この馬券が換金できるんです。

[パドックと掲示板で馬の品定め]→[馬券の購入]
→[レース観戦]→[うまくいけば換金]
上記を1レースごとに繰り返します。これが忙しい!!!パドックで頭つかって、馬券の購入に走って、レースで大声で応援して、換金なら喜びますから、頭と体と感情をフルに使います。

私は一賭け100円と決めていたのですが、100円で860円を当てた時に思ってしまいました。「1,000円賭けていれば8,600円になったんだなぁ…」アブナイアブナイ。このように賭け金が上がっていってしまうのでしょう。面白いからこそ、予算はキッチリ決めて挑まないとアブナイですね。

賭けも面白いですが、馬そのものを眺めるのも面白かったです。競走馬は綺麗なんです!毛並みも体つきも顔立ちも、牧場の馬とは全然ちがいます。人間にたとえると、一般人と芸能人くらい違いました。

さてさて、今年も与太話にお付き合いいただきありがとうございました。とり年の最後を馬で〆るなんて、なんだかマヌケですがお許しください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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