スタッフのひとりごと
STAFF BLOG

日本人のような私 2013年11月12日

こんにちは!カスタマーサービスの張です。

 

先日プライベートで初めて韓国ソウルに行ってきました!
フリーのツアーでしたので、言葉が通じるかとても不安でした。
しかし、実際行ったところそんな心配は全くいりませんでした。

 

お店の人は、みんな言葉の達人だったのです。
私たちを見て、「こんにちは」と日本語で接客してくれますし、隣の中国の方には中国語で質問に答えます。また、アメリカの方とは流暢な英語で会話をするのです。若い店員さんだけでなく、年配の方たちまで何カ国語も話すことに感動しました。

 

ところで、私は中国人なのですが誰も中国人として対応してくれませんでした。
店に入ると、みなさん日本語で話しかけてきます。
中国人だと説明しても「うそだ、どう見ても日本人だ」と信じてくれません。
あげく、たまたま居合わせた中国人のお客さんにも「あの人絶対日本人だよ、見ればわかる」と言われました。

 

それだけならまだ良かったのですが、ショックだったのがショッピングをした時のこと。
中国の親戚に頼まれたお土産を買うためにお店の人と散々交渉し、最初2,500円だったものを最終的に1,800円で購入できたのでとても満足していました。それを親戚に渡したとき、
 

「これ500円だったよね?ありがとう」と言われたんです。
 

「えっ??私1800円で買いましたよ??」
 

「それ騙されてるよ!私買った時500円だったもん。あんた日本人に見えるから高く売られたのね。」

 

なんだかとても損した気分になりました。次回韓国に行ったら、絶対に中国語で交渉しようと心に誓いました。そして親戚には「私が買った商品は品質が良いんだよ!!」と言い張りました。

 

詳しく見る

豪華な晩餐 2013年11月01日

本日は、犬を愛してやまない愛犬家の長谷川がお送りします。

 

以前、我が家のわがままな女王様(愛犬)の話をしましたが、本日はその女王様2名(2匹?)を連れて、高山に旅行したときの話をさせて頂きます。

 

最近増えているペット同伴のホテルに初めて泊まったのですが、そのホテルは自分の部屋ならばリードを放してもOKですし、ホテルで洗濯かごを貸し出していて、レストランでも椅子の上にかごを置いてペットと一緒に食事がとれるという、愛犬家にとっては夢のようなホテルでした。

 

晩御飯も犬用のご馳走が準備されていたので、せっかくだからという魔の囁きもあり、我が家の女王様たちには犬の御膳をオーダー、人間は飛騨牛のしゃぶしゃぶという、贅沢な晩餐のはずでした。
ところが・・・・
我が家の女王様たちは、犬の御膳になど見向きもせず、飛騨牛に釘付け!
結局、御膳にはほとんど手を付けず、飛騨牛のしゃぶしゃぶを堪能した女王様たちでした。

 

200131101.JPG

 

翌日は、ホテルのスタッフの方に聞いて、女王様たちが同伴できる観光スポットを周り、ペット同伴での初めての旅行を満喫して帰ってきました。

 

自分が想像していたよりも、犬を家族として扱ってくれるホテルや観光施設が増えてきているなと改めて実感した旅行でした。
…ただ、我が家の女王様たちの育て方を間違えたとつくづく感じた夏の終わりでした。
 

 

詳しく見る

住田の熱い若者とニンニクカレー 2013年10月29日

早く雪山にならないかな~と日々願っている制作部の竹内がお届けします。
9月28、29日の2日間、愛知県長久手市の万博記念公園で「愛フェス」と言うイベントが開催されました。このイベントは市民とNPOを結びつける社会貢献イベントで、東北物産展も開催され、地元を愛する岩手県住田町の若い熱い仲間が集まりました。私もイベント終了後にかけつけ、彼らとの1年ぶりの再会を喜びました。

 

彼らとの出会いは、2012年秋。
復興支援冊子「P.D.R.REVIEW」の取材を行うために、陸前高田にお邪魔しました。
陸前高田では宿泊施設も津波被害を受けました。訪問した当時、営業している宿泊施設は大変少なく、その数少ない宿泊施設も工事関係者が宿泊するため空室が無く、訪れた人々は内陸の大きな街に宿泊するしか手立てがありませんでした。
そんななか、取材同行していただいた編集の方の紹介で、私たちは住田町で復興支援活動をしているNPO法人「愛知ネット」様のトレーラーハウスに宿泊させていただくことができました。そして夜、私たちを歓迎するために集まってくれたのが、「住田町を盛り上げていきたい!」との熱い思いを持つ若い町民8名でした。
彼らは酒を飲みながら、今後の住田町のビジョンを語ってくれました。
住田町は津波被害はほとんどなく、震災後、大船渡や陸前高田で津波被害を受けられた方々の仮設住宅が各所にありました。
若者たちは震災直後から愛知ネットの方々と仮設生活者のサポートを行い、サポートが一段落してからは、過疎で苦しむ町を如何に盛り上げていくかを考えていました。
「気仙ロックフェスティバル」を企画し、多くのミュージシャンの賛同を取り付け本当に開催しちゃったり、住田町自慢の「土蔵」を改造し「蔵バー」のオープンをもくろんだり、地域の食材をふんだんの使った「ニンニクカレー」を開発発売したり。自分達ができることで町を活発にしている若者達です。

 

そんな彼らが愛知に来てくれたので、会わないわけにはいきません。またあの日のように酒を酌み交わし、夜遅くまで熱く語り合いました。
そして私、彼らに約束をしてしまいました。
 

「竹内さん!気仙沼の鯨カレーを会社で売ったんだって?なんで僕が栽培しているニンニクを使ったニンニクカレー売ってくれないの!」
 

「津波被害を受けた場所の会社を支援したくてね!ってか、住田に行った時にそんなカレー無かったじゃん」
 

「そうなんです。あれから思いついてカレー作っちゃいました。僕たちも微力ながら復興支援頑張ってますよ!お願いPDRのお客さんに紹介して!絶対においしいし、ニンニクが歯医者さんの先生方の体力をギンギンにさせるから」
 

「ギンギンほんとか!それは喜ぶ方が多いぞ!」
深夜3時、酒の席で交わした男の約束。

 

ということで、この場を借りて紹介させていただきました。
そして、「ギンギン」になるニンニクカレーは、1つ680円とちょっと高価なセレブカレーですが、住田町の食材だけで作られた自信作。

 

20131029.jpg

私も購入して食べてみました。ココナツミルク入りのさらりとしたスープは、香ばしいニンニクの風味が最高でした。(食べた後のニオイはそれほど気になりませんので、ご安心を!)住田の地鶏「清流味わい鶏」もゴロゴロ入っています。住田思いの若者が名シェフ監修のもと、熱い思いを込めて作り上げたカレーです。

PDRでは販売しておりませんが、以下のサイトで直接購入できますので、是非ご覧ください。

  岩手産直ネット http://www.denden-iwate.com/
  遠野市場    http://www.tonoichiba.com/SHOP/sumita0001.html

 

詳しく見る

音読ちびまるこちゃん 2013年10月25日

こんにちは、本日のブログは櫻井がお送りします。

 

私の家にはTVがありません。
TVがないと弊害も多いですが、恩恵も多いんです。

 

そんなわけで、TVナシで過ごしているのですが・・・週に1回だけ、「あぁTVほしい!」と思う瞬間があります。
毎週日曜の午後6時・・・そう、「ちびまる子ちゃん」が見たいんです!!
TVのある頃、毎週「ちびまる子ちゃん」を見ていたわけではありません。特に好きだったわけでもありません。
しかしTVが一切なくなってみると、唯一恋しいのが「ちびまる子ちゃん」なんです。
あぁ、友蔵こころの俳句が聞きたい。花輪くんのキザな台詞が聞きたい。

 

しかし「ちびまる子ちゃん」の為だけにTV買うのもなぁ・・・。そこで、図書館に行って「おはなし ちびまる子ちゃん」という本を借りてきました(全10巻)。これはアニメの台本をそのまま本にした物です。―という訳で、私は毎週日曜午後6時、この本を音読しています。ナレ―タ―、まる子、たまちゃん、はまじ・・・一人で全役やっています。なかなか大変です。声色を変えているつもりなのですが、途中でグチャグチャになってしまいます。一人ぼっちで音読している事もあるし、隣で彼氏が聞いている事もあります。

 

私 「ちょっとアンタ、ヒロシと友蔵だけでいいから手伝ってよ」
彼 「えっ、ヤだよ」
私 「いいじゃん、一人でやるの大変なんだよぅ。聞くだけなんてズルイよぅ」
彼 「誰も頼んでないだろ。だったら静かにしろっ」
私 「そんな冷たいこと言わないでよ、やったらきっと楽しいよ」
彼 「うるさいっ」
私 「フンだ。そんなこと言って、後からやりたいなんて言っても知らないよ」

 

―なんだか、二人の会話まで、まる子とヒロシのようなリズムを帯びてきます。
私が音読している間、彼はケータイをいじったり本を読んだりする事は許されません。

 

私 「手伝ってくれないなら、せめてちゃんと聞いて」
彼 「ケータイがチカチカしてる。返信しないと」
私 「CMまで待ちなさいっ! わたし頑張ってるんだからっ!!」

 

台本に、ここでCMという指示があるのです。そこまで読むと、私は2~3分休んで、水を飲みます。ふぅ。

 

一人でただ音読するだけでも大変です。
しかし実際には、台本を書いたり、映像を作ったり、音響を入れるなどいろんな手が加わっているんですよね。
たかが30分アニメも、そう考えると超大作だなぁ―と感動するのでした。

 

詳しく見る

握らない寿司職人 2013年10月22日

こんにちは。本日のブログは棚橋がお届けします。

 

先日、プロのスノーボーダーになるために、数年前に美容師を辞めカナダに渡った友達に久しぶりに会いました。

僕は、カナダで美容師で生計を立てていると思っていましたが、なんと彼は寿司職人として生計を立てていました。
現在彼はプロのスノーボーダーになることは諦め、カナダで自分の店を出すことを目標に頑張っています。

彼がいつの間に寿司が握れるようになったんだろう?と不思議に思い聞いてみたら

 

「ほとんど握らないよ。ひたすら巻いてる。」

 

??

 

握らない寿司職人?

 

カナダでは握り寿司よりもカリフォルニアロールのような巻き寿司がメインとのこと。
照焼きチキンロールも人気だとか。

 

20131022.jpg

 

一応、お店にいる日本人の職人さんに握り方は教わったそうですが、ほとんど披露する機会はないそうです。

 

今度、彼がプロの手によるカリフォルニアロールを披露してくれます。
その地に根付くために変化した日本の食文化。楽しみです。

ちなみに海苔が内側に巻かれているのは、黒い海苔を食べ慣れない現地の人が食べやすいようにと考えられたのだそうです。

 

詳しく見る

台湾の日本語 2013年10月16日

みなさんこんにちは!
カスタマーサービスの張です。
温度差が激しい季節、風邪など引かないようお身体にお気を付け下さい。

 

私は最近、台湾ドラマやコメディにハマっています。
休日によく一人で観賞しているのですが、
番組を見ていて、ところどころ日本語が出てくることに気付きました。

たとえば・・・「かわいい」や「おばさん」、「なに」という言葉は頻繁に会話で使われています。
例:「她真的很“かわいい”噢!」(彼女は本当にかわいい)など。

また、漢字で「残念」を中国語読みしているようなケースもたくさんあります。
中国語の中に、日本語がごちゃごちゃと混ざっている状態です。
会話に日本の有名人や漫画が登場することも多く、本当に親日なんだなと感じました。

普段私が家族と話す時に、「全体的なニュアンスは日本語で話したいけど、この名詞は中国語の方がいい」と思うことがあります。
そんなときに私が使う「中国語と日本語が混ざった言葉」は家族にしか通じませんが、
台湾の番組を見ていると、「台湾人なら私のチャンポン語を理解してくれる!」と思えてきます。

いつか観光で台湾に行って現地の人と交流してみたいと新しい目標ができました。
もちろん夜市の食べ歩きも満喫しなくては!
 

詳しく見る

トロピカルフルーツ特集 2013年10月15日

こんにちは。グローブ担当の小野です。

先日出張でマレーシア、インドネシアに行ってきました。出張時に出会ったちょっと珍しい果物を紹介します。

 

スネークフルーツ

20131015-1.jpg

果実の皮が蛇の皮に似ているということでこう名付けられたそうです。
 味はりんごに近い感じ。甘さ控えめでさっぱり食べられます。

 

左から時計回りにバナナ、ドラゴンフルーツ、マンゴー、マンゴスチン(2個)

20131015-2.jpg

バナナとマンゴーは日本でもおなじみですね。ドラゴンフルーツは最近よく日本でも見かけようになりました。
(実際は名前と形は無関係だそうですが)ドラゴンが吐く火の玉のような形。いかにも東南アジアの果物って感じですね。
皮は意外と柔らかく、さくさくっと切ることができます。

切ると下の写真のようにゴマのようなつぶつぶの種がたくさん入ってます。

味はキウイフルーツに似ていて、キウイより甘さが強いです。
 

 

20131015-3.jpg

マンゴスチンの別名は「果物の女王」。
濃厚で甘みが強く、果物の王様ドリアンにも引けを取らない印象的な味です。

香りにもくせがなく、 個人的にはドリアンよりもマンゴスチンの方がずっと好きです。
ただ、食べごろのマンゴスチンを選ぶのが難しく、外れに当たるととても酸っぱいです。

 

以上、東南アジアのちょっと珍しい果物特集でした。最近は日本のスーパーで見かける機会も多くなった南国フルーツ。見た目は変わっていても、味はおいしいものばかりです。皆さんも見かけたらぜひ一度お試しください! 

詳しく見る

塩分の話 2013年10月10日

こんにちは。コミニュケーションセンターの芳野です。

先日、友人が名古屋に遊びに来たので、名古屋名物味噌煮込みうどんを食べに行きました。
友人は香川出身なので、最初は「…味噌…?」と言った感じでしたが、最後はおいしかったと満足して帰って行きました。食事中、友人との話題に挙がっていたのは味噌煮込みうどんの塩分が高そうだ、ということ。
確かに名古屋の赤みそはしょっぱく感じるので塩分が高いのかもしれません。
そこで思い出した話。

近年(ここ10~15年くらい)塩分過多が高血圧、脳卒中の原因になっているということから減塩、低塩分が認知され、ご家庭でも気をつけていらっしゃる方が多いと思います。しかし塩分だってもちろん体にとっては必要な要素で、塩分不足は熱中症の原因の一つになるそうです。

私が子供のころ(20~25年前)と比べ、最近「熱中症」という言葉を頻繁に聞くようになったのにはそういった理由もあるのかなと思います。(全くの私見なので根拠に欠けますが)かくいう私も熱中症で周りに迷惑をかけてしまったことがあり、以来特に暑い日には水分と塩分補給を心がけています。

10月になり朝晩は冷え込む日も増えてきましたが、日中はまだまだ暑い日もあります。
涼しくなった、と思って油断せず、体調管理にお気をつけください。
 

詳しく見る

スマホ向け第3のOS 2013年10月08日

こんにちは。システム担当の長谷川がお送りします。

スマートフォンのOSといえば、みなさんもご存知であろう「iPhoneのiOS」と「AndroidのAndroid」の2大勢力が一般的ですが、本日は、最近話題になっている「Tizen」「FireFox OS」についての話をしたい思います。

「Tizen」はサムスンを中心とした数社が共同で開発しているスマートフォン用OSで「FireFox OS」はネットの世界では有名なブラウザを開発したMozillaが開発を進めているOSです。

「Tizen」は既にドコモが新たに搭載した端末を発売すると発表していますし、「FireFox OS」はauが新たに搭載した端末を発売すると発表しています。
既存のOSはコンピューター端末としてのOS(パソコンでいうところのWindowsと同じような位置づけ)でしたが、新しい2つはHTML5というインターネット上の新しい言語を効率よく動作させることを主として開発されたOSで、インターネット上で動作するスマートフォン用アプリが比較的簡単に開発できるというのが特徴です。

なお、ソフトバンクの孫社長は、先日行われた新製品発表会で、この2つのOSについて、「多少は扱うかもしれないが、それらが主流になるとは思えない」と断言していました。
孫社長がなぜわざわざ「興味なし」と明言したのか、真意は語られていないのですが、新しいOSはアプリを開発する作業が楽になる=開発者側のためのOSと言われています。
そのため、常に業界に革命を起こすことを考えて、できる限りユーザーの視点に立とうとする孫社長にとっては「開発者のためのOSには興味がない」という結論になったのではないでしょうか。
私の思い込みかもしれませんが、孫社長のTwitterを見ていると、そんな気持ちが伝わってくるような気がしてします。

ところで、ソフトバンクのロゴは、あの坂本坂本龍馬が設立した海援隊のマークを元にしているということをご存知ですか?
2本のラインはイコールを象徴していて、情報ネットワークを誰もが公平に楽しめるアンサーを導きたい、それを導きだすのが=ソフトバンクでありたいと、という願いが込められているそうです。
豆知識でした。
 

詳しく見る

福島の先生にお会いしてきました。 2013年09月27日

今年6月初旬、福島県郡山市の歯科医院様からお手紙を頂戴しました。
3、5、7月に「P.D.R.REVIEW」と題して、皆様に東日本大震災から2年後の被災地レポートお届けしたしたあの冊子をご覧になった方でした。
『ぜひ福島の現状や除染作業を見に来てください』とのことでした。通販会社なのに顧客回りを得意とする竹内ですから、行かないわけにはいきません。

6月中旬、除染作業が予定されていた日に合わせて医院様に伺いました。でも、なぜでしょう。どう見てもそんな作業が行われている雰囲気はありません。
聞けば、建物の除染作業は一軒一軒順番におこなっていて、お隣さんが完了した翌日になるそうです。ただし、作業スケジュールは状況によって変動するので、正確な作業日は前日にしかわからないそうです。しかも、それさえ確実ではなく、とつぜん他地域で線量が高くなったエリアがあれば、優先順位はすぐにひっくり返ってしまうとのこと。予定通りに進まないのは、もう慣れっこになってしまったんだそうです。

 家屋の除染作業とは、建物に足場を組み、高圧洗浄機の水で洗い流します。建物以外の花壇などは地表から15cmくらいの土を取り除きます。取り除いた土は写真のように詰められますが蓋などはなく、ただ単純に積み上げた状態です。それがいつ撤去されるかはわからない。住民の不安材料が文字通り『山積み』になっているのです。

 

20130927.JPG

 

 

院長先生と幼稚園児の娘さんと近所を歩きながら、除染作業が完了した場所や、これから除染が始まる場所を教えていただきました。
娘さんが、雑草で覆われた空き地の横を「あぶない、あぶない」と一人で呟きながら歩く光景が、郡山の問題を物語っているようでした。
目に見えない、感じ取ることのできない放射線との戦い。その結果が出るのは何十年後かになるかもしれない。本当に長くつらい戦いです。

訪問した時の話では、線量が増せば何度でも除染作業を受けられると聞いていました。…が、私が愛知県に戻った翌日のニュースで、除染作業の回数に限りを付けると伝えていました。
なんともやるせない気持ちに覆われます。

正直に言うと、私は福島を訪れる前「引っ越せばいいんじゃないか」という思いをわずかながら持っていました。しかし、郡山の風景を見ながら自分ならどうするか考えました。だって放射線以外は震災前と全く変わらないのですから‥‥。
そんな故郷がありながら、全く新しい土地に移り住み、今まで同様の収入を得て家族を養っていく。あるいは家族を県外に移し、私が仕送りを行い続ける二重生活ならどうか。どちらにしても自分はやっていけるだろうか?妻はどう思う?また3人の子供達は無事育つだろうか?…私には自信がありません。わかりません。今回の訪問でまたもや考えさせられました。

今まで東京電力だけで対応してきた福島原発の汚染水漏れ処理ですが、今後は国をあげて取り組むことになったと言います。でも解決のめどは立ちません。福島県の水産業は今も操業が停止したままです。人々の生活を支えてくださる第一次産業の皆様は、全く出口の見えない状況の中にいます。同じ国民としてどうすればいいのでしょうか?

皆様に今の福島県の現状をもっとお伝えしたいと思うのですが、地区により本当に多様な問題があるようです。今回私はわずかな方と、ほんの一瞬の時間を共有させていただいたにすぎません。
しかし、「私が見た姿を少しでもお伝えしたい。何もしないよりはこうして皆さんにお伝えした方がいいだろう」という思いで今回のブログの記事として紹介することにしました。

私は、個人的には原発反対です。
我が家の半径60kmのところに原発ができるとしたら反対します。(今回の訪問した医院様は福島第一原発から半径60kmぐらいでした)
私は実家と1kmも離れていないところに住んでいます。田舎なので実家には少しの畑もあります。会社を辞めて、アルバイトなどをしながら収入が減少したとしても、家族にも手伝ってもらいながら地区の皆で助け合って細々と暮らせます。「将来の日本をより強くするために原発を作ろう」と言われても、福島を見ると、今のままでいいから原発はいらないと思うのです。
関東地区の電力を賄うための福島第一原発が停止して2年半。他の原子力発電も全て停止しても、火力発電の再開などで電力が供給されている様子をみると、原油や石炭などの輸入費の増大分は自然エネルギーの利用などで乗り越えられるのではないでしょうか。そう思うと現在の日本では原発はリスクの高すぎるエネルギーになったのだと思います。

 

詳しく見る