証明写真

本日のブログは、先日パスポートの更新をしてきた棚橋がお届けします。

 

前回のパスポート更新は、北京留学中でした。
僕が留学していた当時、日本にあるような証明写真を撮る機械はなかったので、中国で証明写真を取るためには写真屋さんに行って撮ってもらうのが普通でした。
10年使うパスポートなので、何回か撮り直しをしてもらったことを覚えています。

 

今回は、機械で撮れるのであればパスポートの写真のためだけに写真屋さんに行くことはないと思い、家の近くにある証明写真を撮る機械で撮ることにしました。

 

いまの証明写真はノーマルタイプと、数百円多く出せばきれいに補正してくれるモードがあり、10年使うものだからと思い、数百円高いお金を出して補正モードで撮ってみました。

 

3・・・2・・・1・・・パシャッ!

 

写真を選択して印刷を待っていたところ、機械から
「目の位置が確認(認証?)できません、写真を撮り直します」との声が聞こえてきました。

 

「え!?撮り直しても、目の位置も顔も変えられないよ」と思いながら、2回目の撮影。

 

2回目は、すんなり写真が印刷されてきました。

 

目が確認できないってどういう意味だろう。
たぶん機械は補正することをあきらめたんだな。
僕の顔は濃すぎて補正できないのかな。だったら普通モードで撮影すればよかったな。
機械の設定をした人も、このエラーメッセージがそうそう使われるとは思ってなかっただろうな。
こんなレアなメッセージを何人の人が聞くことができるんだろう。
いろんな思いがうずまきましたが、最後はレアな体験に得した気分になり、その証明写真をもってパスポートの更新に行ってきました。

 

今の世の中、機械による個別認証のシステムがどんどん発達していますが、私の顔は、現代技術ををかいくぐれる可能性のある顔をしているのだなと思う出来事でした。