価値観の見える化

こんにちはPDR米澤です。

唐突ですが最近、ファッションは「価値観の見える化」だと思いました。

昔「人は見た目が9割」という新書がベストセラーになった、アルバート・メラビアンの法則が云々という話とは全く関係がありませんが、私が「Body & Soul New York Cityと書かれたTシャツを着てみたところ、そこから友人ができた事がその考えのベースになっています。
 
Body & Soulとは?
90年代後半に日本で活躍したアイドルグループSPEEDのヒット曲ではなく、1996年よりFrancois K.、Danny Krivit、Joe Clausellの3大ハウスDJによって、ニューヨークのクラブ Vinylで行われたパーティー
 
ここでのポイントは「Body & Soul」というメッセージの内容より、価値観を見える様にするという点です。
つまり、本来は目に見えない価値観(Body & Soulが好き)を可視情報に起こす(Body & Soulと書かれたTシャツを着る)事によって、他人に自分の価値観が見えるようになる
こうすることで、「Body & Soul 若しくはそれに派生するものに興味がある」という私との共通項を持つ赤の他人(36歳男性)から「君Body & Soul 好きなの?」と話かけられ、会う頻度こそ多くないものの音楽情報を交換する仲になりました。
 

あの時Body & SoulのTシャツを着ていなければ、こうして新しい繋がりが出来る事もなかっただろうなと考えると、私の中で以前は単なる着るものでしかなかった服がコミュニケーションツールに変わった気がします。

かと言って明日はエヴァンゲリオンのTシャツを着て、明後日は矢沢永吉さんのTシャツを着て…といった事は決してしませんが、あからさまなものを着てしまうと奇異な目で見られるかもしれませんので、わかる人だけにわかる暗号的(Body & Soulも100人に1人も知らないはず)に服を着てみると面白いかもしれません。