ぼくの好きな先生

こんにちは、PDR米澤です。

今回はかなり個人的な話題ですが、私と父との繋がりについて書きたいと思います。

  

突然ですが、RCサクセションと言えば、昨年お亡くなりになられた忌野清志郎サンのバンドとして有名です。1970年代から1980年代後半が主な活動時期のバンドでしたので、1984年生まれの私はリアルタイムでは勿論知りません。ただ、日本のロックの歴史を遡って行くと、RCサクセションやはっぴいえんどを通らない訳にはいかず、最近になって自然と私も聴く様になりました。

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それがちょうど、父の青春時代と重なったようで、ジェネレーションギャップがあった音楽の話も噛み合うようになってきました。 私はレコードで聴きたいと思ったので「RCサクセションのレコードある?」と父に聞いてみました。父は少し嬉しそうに「あるよ」と“初期のRCサクセション”というレコードを私に貸してくれました。

 

我が家は家族全員ほとんどお酒が飲めないので「お前も酒の良さが分かる様になって、俺も嬉しい」という会話は全くありません。その代わり私がRCサクセションの良さを分かる様になって、感覚を共有できる嬉しさを父は感じたのだと思います。

 

父から借りた “初期のRCサクセション”を早速聴いてみると、「ぼくの好きな先生」というフォーク調の曲が気に入りました。僕(忌野清志郎サン)の好きな先生は、職員室が嫌いで、いつも美術室にいて、一人でタバコを吸っている美術の先生。先生は劣等生の僕に素敵な話をしてくれた。という歌詞の内容に私は共感しました。私も学生時代、そういう先生らしくない先生が好きでした。父は歌詞から想像する先生と雰囲気が似ています。だから、そんな父のことも好きなのかもしれません。