2016年2月Vol.43

こんにちは、サクライです。もうすぐ4月、ということは…新しいP.D.R.デンタルカタログの発刊です!
パンパカパ~ン。先日、このカタログを印刷している工場を見学してきました。

 

カタログ作成を大まかに分けると6工程あります。①データ作り、②版作り、③印刷、④折り・断裁、⑤綴じ、⑥三方断裁、です。①データ作りは、各ページのイメージ作りです。たとえばグローブ紙面なら小野が、歯ブラシ紙面なら私が、お客様に伝えたいことを考えます。その意図を汲んで、分かりやすいイメージを作るのがP.D.R.の制作部署です。さてデータが完成すると、舞台は印刷工場に移ります。

 

②版を作ります。カタログにはいろんな色が使われているように見えますが、実際は4色です。ブラック、シアン(緑を帯びた青色)、マゼンタ(紫を帯びた赤色)、イエロー。この4色の掛け合わせで無限の色が生まれます。版1枚でカタログ8ページ分です。そして各ページは4色必要ですから、同じ8ページに対して、ブラック版、シアン版、マゼンタ版、イエロー版を作るわけです。

 

③印刷は面白い!カタログ作成の目玉です。巨大なトイレットペーパーのような巻紙(幅88cm、長さ10km、重さ600-800kg)を印刷機にセットします。
巻紙は高速で引き出され、まずブラック版を通ってブラックインキが紙に転写されます。そのまま他の三版も同様に通過して、すべて通過し終わった時には色鮮やかな紙面の完成です。ちなみに、紙の両面で同時に同じことが起こっています。

 

④印刷機を抜けると、自動でA4サイズに折られて、1組(片面8ページ・両面16ページ)ごとに裁断されます。⑤P.D.R.新カタログの場合、これを22組まとめて背の部分に糊をつけます。そして表紙を被せるんです。
これでカタログの完成!

 

これでカタログの完成!・・・に見えますが、まだです。
1枚の紙を折って両面16ページの状態ですから、いわゆる“袋とじ”です。めくれません。⑥そこで背表紙以外の三方を切り落とします。これで1ページずつめくれるようになります。今度こそ本当に完成!!

 

私達も印刷工場も一生懸命つくりました。
新デンタルカタログ、ぜひご覧になってみてください。
「この緑は・・・シアンとイエローの掛け合わせかな」なんて考えながら見ると、さらに面白いかもしれません?!