ADSLって知ってますか?

今回もシステムの長谷川が最近ネットで話題になっているニュースについて語らせていただきます。

 

先日、NTTのインターネット接続サービスの1つである「フレッツADSL」が2023年1月31日をもってサービスを終了するというニュースが報じられました。また、同様に「Yahoo!BB ADSL」も2019年2月28日に新規申込を終了していて、2024年3月末には完全に提供停止となるそうです。

 

「ネットといえば光」の現在ですが、かつてADSLといえばブロードバンド(高速、大容量の通信が可能なインターネット回線)普及を語る上ではなくてはならない画期的なサービスでした。このサービスがなくなってしまうということは、ブロードバンドサービスにおいて一時代が終わったことを意味するので、昔のインターネットを知っている人には感慨深いものがあると思います。

 

ADSLをご存知ない方のために、
簡単なインターネットに関する歴史を解説します。

 

インターネットの概念が芽吹き始めたのは1960年代。こんなに昔からインターネットは存在したのですが、まだまだ一般に使うことはなくアメリカ国防総省が核戦争のために確立した通信システムでした。

 

そのインターネット技術が日本にやってきたのは1992年。その年に日本で初となるプロバイダー(インターネットに接続するサービスを提供する会社)が誕生し、公衆回線によるサービスが開始されたのが1994年です。日本においてインターネットはまだ20数年の歴史しかないのです。

 

当時使用していたインターネット回線は電話回線を使用したダイアルアップ接続という方法です。「モデム」という装置を使い、プロバイダーの電話番号にコンピューターから電話をかけて情報をやり取りするのですが、その際に電話回線を使ってしまうため、通常の電話が使用できないという問題がありました。ちなみにその際の通信速度は最速でもたった28.8Kbps。現在携帯電話でよく使う「ギガ」と比べると1Gb(ギガバイト)=1024Mb(メガバイト)=1,048,576Kb(キロバイト)なので、極端に遅い通信速度でしたが、当時は画像など存在しない世界でしたのでそれでも早いと感心していました。

 

その後、ISDN回線という回線ができ、1回線で電話もネットも利用できるという画期的なサービスが導入されました。また、通信速度も64Kbpsというスピードで飛躍的な速さになったと驚いていました。

 

その次に登場したのがブロードバンドと呼ばれるようになったADSL回線です。当時みんなが利用していたISDN回線よりも爆発的に早い回線で、1.5Mbpsになったということでそれまでの回線スピードからは爆発的な速さでした。また、それまではNTTの独占市場だった回線サービスにYahoo!BBが参入しました。Yahoo!BBがモデムを町中でバラまいて普及させたこともあり、日本のインターネット利用が加速しました。

 

当時Yahoo!BBの参入を手掛けた孫正義氏は、
「赤字は覚悟の上だ。日本がネット後進国になるのを黙って見ていることは出来ない。たとえソフトバンクがつぶれようともブロードバンド時代を実現しなければならない。誰がなんと言おうと断固やる。」
と言ってモデムの無料配布を進めたそうです。

 

そんなこともあり、ADSLが現在のインターネットの普及において大きな影響を与えたサービスであることは間違いないのですが、そのサービスもとうとう終わりを迎えるのかと思うとインターネット初期から活用していた自分としても感慨深いものがあります。

 

現在では次世代通信技術の「5G」というサービスがいよいよ開始されそうです。今まで利用してきた4Gに比べて通信速度が数十倍から100倍と、桁違いの速さです。インターネットが始まってからまだ20数年しかたっていないのに、この通信速度の高速化は他のコンピューター関連の技術革新よりもはるかに速いスピードで進化していると思います。

 

私もこの進化に乗り遅れないようにしっかりとついていかなければと考えさせられるニュースでした。

 

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