2018年2月Vol.68 サクッと小噺

※小噺は過去分を随時アップしております。内容に時差がある場合もありますが、是非ご覧ください。(今回は真夏に真冬のお話です)

 

こんにちは、サクライです。

寒さがツライですねぇ。
先日はあまりにも寒かったので、旦那をぎゅ~っと抱きしめて寝ました(ノロケじゃありません! 科学のような哲学のような話になるので、このまま聞いてください)。さて翌朝、いつもはまったく夢を見ない(もしくは見ても何も覚えていない)旦那が言ったんです。

「変な夢みた…。古いマフラーを誰かにプレゼントする夢。」

えぇっ、怖っ!

怖っ!と思った理由、ちょっと長いのですが説明します。
私は、福田寛之さんというNHKラジオの気象予報士が大好きで、毎朝ラジオを拝聴しています。ある朝、福田さんが「20年近く前に、当時好きだった女性のためにストールを買ったが渡せなかった。それが部屋の整理をしたら出てきた」と言いました。そこからラジオのアナウンサーと視聴者が盛り上がって、「そのストールを視聴者にプレゼントしてはどうか」という話になりました。

 

福田ファンとしては、ぜひ欲しいストールです。熱烈なお手紙を送ろうかしら?その日の夜、私はそんな事を考えながら眠りにつきました。そしたらその翌朝、旦那が「古いマフラーをプレゼントする夢を見た」と言うではありませんか。もちろん私は旦那に何も話していません。私は話してないのに、私の脳内にあったイメージが、旦那の夢に出現したのです。怖っ!ストールとマフラーという違いこそありますが、旦那はこの2つの区別がつかないので、この驚きが軽減されることはありません。

 

そんな体験から思ったのですが・・・私が考えている事は、私の脳内に確固として存在している訳ではないのかもしれません。私の脳で生まれた“何か”は、私の意志とは無関係に脳外に浮遊していって、他の誰かの脳に入り込むのかもしれません。逆に言えば、私が「自分で思いついた」と信じている事も、私が思いついたのではなく、他の誰かが思いついた事が、私の中に入り込んできたのかもしれません。

そう考えると、納得できる事がいろいろあります。身近な例だと、長時間一緒にいる相手とはだんだん似てきますよね(例:夫婦や友人)。相手が何かを言った時に、「私も今それ言おうと思ってた!」というような事も増えます。壮大な例だと、同分野の天才って、同時期・同地域から輩出される傾向がありますよね(例:日本史なら三英傑、世界史ならルネサンス)。身近な例にしろ壮大な例にしろ、図解のような事が起きている気がして仕方ありません。

 

・・・さて。この小噺は、どこまでがサクライの文章で、どこからが他人の文章なのでしょうか?私自身にも分からないのですが、今後ともお仕事の合間に読んでいただけると嬉しいです。

 

 

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